【CHOCOLATE ADDICT CLUB愛好家インタビュー】#1 中山祐次郎さん(外科医・小説家)

2022.11.15 #Minimal's Story & Report

CHOCOLATE ADDICT CLUB(以下、CAC)1周年を記念し、ご愛好いただいている方々にインタビューをお願いしました。
第1回は、テレビドラマ化されて話題になった『泣くな研修医』の原作も手がけられた、外科医・小説家の中山祐次郎さんに、毎月の楽しみ方をお伺いしました。

どうやってもやめられない、完全なる“アディクター”ですね(笑)

――CACのどんな点に魅力を感じていますか。

中山さん
CACの魅力は「ただ美味しいだけじゃない」ところだと感じています……って、いきなり通販番組みたいなコメントですみません(笑)。
美味しいことはもちろん大前提です。ただ、美味しいお菓子は世の中にいくらでもありますが、ここまでの「体験」を提供してくれるお菓子屋さんはなかなかないように思います。

同梱のリーフレットを読むと、ディープなストーリーがある。
「生産者の顔が見える」とよく言われますが、もっと深く誰がどういう気持ちでどう作ったかまでわかった上で食べると、美味しさが全然違いますよね。体験が深くなる気がします。
今や自分は「どうやってもやめられない」完全なるアディクターですね(笑)。

作家の仕事もしているので本を書くのですが、「本ができたので読んでください!」といきなり言うよりも「どんな気持ちでどんな苦労をして、いつどこのカフェで書いたか」みたいなことからわかると、読み手も面白くなるように感じているんですね。
作家としてはそういうことも意識しないといけないと考えていたので、余計にそう感じるのかもしれません。

なので、リーフレットはじっくり読んでいます。いい紙も使っていますよねー。全国の銘菓を見てもこんなに上質な紙をなかなか使っていないですよ(笑)。これもCACの体験を作っていると思います。

4000円でここまでワクワクできるものって他にあるかな?

――CACはどんなときに楽しまれていますか。

中山さん
うちはまだ子供が小さいので寝かしつけた後に、妻と「じゃ、食べようか」と“大人時間”を楽しむ感じです。子育て中の夫婦って育児ストレスが溜まりがちで、喧嘩っぽくなっちゃうことも多いですよね。でも「今日CACが来てるから食べる?」と話しかけるきっかけがあることで、思った以上に助けられている気がします。
やっぱり一緒に美味しい甘いものを食べると心が落ち着くじゃないですか。お互いに心がほどけて「なんで言い合いしてたんだっけ?」みたいなことになる。

CACの月額は、約4000円ですよね。
コスパ感覚にシビアな自分からするとちょっと高額なので、いつも家計を見直す際の検討対象にはあがってきます(笑)。でも、あらゆるサブスクを見直していてどんどん退会しているのですが、CACはやめられないですね。
なぜかと考えると、奥さんのテンションめちゃくちゃ上がるからです。「今日届いてるよ!」というと、1週間くらい機嫌がいいですから。これは4000円の価値が十分にあるなと(笑)。

お菓子だけで4000円と聞くと高いのですが、「毎月送られてくる/おしゃれな包装/リーフレットの紙質/リーフレットを読む/スイーツを切って食べる」というすべての流れで、4000円と考えると高くないと思います。4000円でここまでワクワクできるものって他にあるかな?と思いますし。

サブスクを選抜する基準は「生活を豊かにしてくれるか」なのだと思います。
たとえば「ディズニープラス」は子供が好きでよく見るので残したのですが、大人の僕らにとってもよかったんです。それまでは家でYouTubeを流しっぱなしにしていたのが、昔の上質なディズニー名作アニメーションに変わり、家の雰囲気がよくなりました。これはきっと生活を豊かにしてくれていると思うのです。CACも同じで、十分に生活を豊かにしてくれていると感じています。

「こだわりある方」に特にウケるサービス

――今後CACに期待することはありますか。

中山さん
CACって毎回サプライズがあるのが面白いんですよね。新作商品が毎回「そうきたか!」という驚きがあります。毎回予想を超えてくるレベルで、満足感が高いんですね。

一番びっくりしたのは「生チョコレート -新政Cosmos2020【醴】-」(3月)でした。日本酒だけじゃなくて米麹も入れてましたよね。しかもこのチョコレートのために麹も用意している。そこまでやるのは他にないですよね。これはサプライズでしたね。

だから「2年めのサプライズ」は相当難しいだろうなと思います(笑)。もちろん同じようなものが届いても嬉しいんだけど、どう予想を裏切れるか、次のステップを求めてしまうと思います。

作り手の方々の背景ももっと知れたら、体験としてさらなる深みが出るかもしれませんね。
たとえばですが、「自分はこの味が最高だと思ってて、美味くないっていう人には食べてもらはなくてもよい(笑)」くらいの圧で書いてあったらむしろグッとくるかも。

そういう意味でCACは、スイーツ好きな女性にも、僕みたいな「こだわり強めのおじさん」にもウケるサービスな気もしますね。
「おじさんはじつはディズニーランド好き」という話があって、あのレベルまでこだわった作り込みやプロフェッショナルな仕事ぶりがたまらないという。現地に行って「ごみが本当に落ちてないじゃん」と確認して興奮するんです(笑)。CACにもそれに近いものを感じますよ。



――最後に、中山さんの最近のお仕事やご活動についてお聞かせください。

中山さん
公式には外科医と小説家ですが、“プロ褒めヤー”と“靴下収集”もやっています。
しかし今一番メインでやっているのは「食器洗い」ですね。※ 家事と育児がメイン。他は副業です。小説も年に2冊ほど書いてまして、『泣くな研修医』と『麻布中央病院外科』シリーズを書いてます。
でもメインは皿ですよね(笑)。食洗機を買い替えたら性能がダウンして洗い残しが多いので、ピカピカに自分で洗い上げてから食洗機に入れる人生にシフトしました。だから皿洗い活動に力を入れているので、今は忙しいですね。

※編集注)本業は外科医と作家業です。さらに家事育児もされていて大変お忙しい中、インタビューにお答えいただきました。

それにしても、Minimalの話になると、いろいろ喋れちゃうんだなーと今日は自分で驚きました(笑)。

中山さんのCHOCOLATE ADDICT CLUBベスト3

1位
Minimal Flight Limited(6種)(2022年9月)


カカオ産地の国ごとの食べ比べを妻と楽しみました。「コロンビアとベネズエラで全然違うんだね!」とか、妻がコロンビアをことのほか気に入ってそればかり食べてびっくりしたり。お互いの新しい好みも知れましたよね。

2位
白桃カカオレアチーズケーキ(2022年8月)


あのケーキを包丁でカットするのがめちゃくちゃ難しかったんですけど、そこが逆に燃えました(笑)。上のジェルと白桃がズレるんですよねー。

3位
生チョコレート -新政Cosmos2020【醴】-(2022年3月)


僕はお酒が好きなもので、これには「やられた」と思いました。“麹”という角度も良かったですね。「麹とチョコレート」なんてあるんだ!という驚きと、実際に麹の味わいとコクが感じられて、ものすごく美味しかったです。

番外
プレミアムアイス6種セット(2022年7月)


アイスは美味しかったんですけど、ほとんど妻に食べられてしまいまして(笑)。
「夏になったらアイスの回があるのかな?ないのかな?」なんて思ってたら「やっぱり来たーーー!」みたいな喜びもありました。

 

中山祐次郎さん

外科医・小説家 1980年、神奈川県生れ。鹿児島大学医学部卒。京都大学大学院で公衆衛生修士を取得。湘南医療大学臨床教授。消化器外科、とくに大腸癌のプロフェッショナルとして診察と執刀を行う傍ら、執筆を続ける。2018年に出版された『医者の本音』で注目を集める。他に『幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと』『それでも君は医者になるのか』などがある。2019年に初めての小説『泣くな研修医』を上梓。同作品はドラマ化され、シリーズあわせて40万部を超えるベストセラーとなっている。
Twitter:https://twitter.com/nakayamayujiro?s=21&t=tr6YZXlUZsoocxkjYlfycw

 

◆中山さんの好評既刊
『泣くな研修医』(幻冬舎)
https://www.gentosha.co.jp/book/b12245.html

「俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―」(新潮社)
https://www.shinchosha.co.jp/book/103981

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