チョコレートに合うドリンクの定番といえば、コーヒーではないでしょうか。
チョコレートとコーヒーには、産地や素材としての共通点も多く、とても相性がいいです。
Minimalがおすすめする、コーヒーとチョコレートの楽しみ方をご紹介します。
コーヒーとチョコレートが合う、3つの理由
◆テロワールの共通点
チョコレートの素材となる「カカオ豆」と、コーヒーの素材となる「コーヒー豆」は、ともに赤道付近の南国で作られ、生産地が共通していることが多いです。農園によっては、同じ山の高地でコーヒー、低地でカカオを栽培していることもあります。
ワインの世界で「テロワール」という言葉があります。農作物が栽培される土地ごとの個性をさします。天(気候)・地(土壌や地形)・人(農業技術)が共通することで得られるその土地特有の性格は、カカオ豆とチョコレートにも当てはまり、食べ合わせたときに調和しやすい傾向があります。
コーヒーとカカオの生産地の共通点は、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://mini-mal.tokyo/blogs/journal/10361
◆発酵と焙煎の共通点
カカオ豆からチョコレートを造るときも、コーヒー生豆からコーヒーを造るときも、「発酵」という工程を経ています。
発酵とは、微生物の働きによって別の食物に変化することです。カカオ豆もコーヒー豆も収穫後に現地で発酵を行います。乳酸菌・酢酸菌・クエン酸菌など特色ある味わいはこの工程でもたらされます。
さらに、カカオ豆もコーヒー豆も「焙煎」という火入れを行い、ロースト香をつけていきます。メイラード反応による独特の苦味やボディ感などはここで生まれます。
◆風味の共通点
カカオ豆もコーヒー豆も、素材の個性をていねいに引き出すスペシャルティ製法を採ることで、ナッツ香や果実味やハーブ香など多彩な風味を味わえます。
チョコレートとコーヒーを選ぶ際に、風味の「方向性」や「重さ(強度)」を合わせることを意識しながら、よりマッチする組み合わせを探してみてください。
Minimalがおすすめする、コーヒーに合うチョコレート3アイテム
生ガトーショコラ -PRIME-
フィリピン産カカオ豆とガーナ産カカオ豆を使用したガトーショコラは、“生食感”の口どけの軽さと、カカオ由来の上品なナッツ香の満足感を味わえる、人気の一品です。
ガトーショコラを一口食べたあとにコーヒーを飲むと、ガトーショコラのナッツのようなコクのある味わいとコーヒーが調和することで余韻が膨らみ、心地よい後味がより一層長く続きます。
代々木上原店では、その時期におすすめのコーヒーとのペアリングが楽しめます。
また、オンラインストアではONIBUS COFFEE(オニバスコーヒー)のグアテマラとのペアリングが楽しめるドリップバッグをセットで販売しています。
板チョコレート「NUTTY」
カカオと砂糖だけでお造りするMinimalの板チョコレートは、カカオ本来の香りを濃厚に味わえる一枚です。
コーヒーに合う一枚としておすすめしたいのが、「NUTTY」というナッツのような甘くコク深い味わいのラインです。
飴がけナッツのような風味が特徴で、コーヒーと合わせると、スッキリと芳ばしくローストされたアーモンドのような風味と余韻が感じられます。
チョコレートフィナンシェ
カカオの芳醇な風味を生かしたフィナンシェは、「Patisserie Minimal 祖師ヶ谷大蔵」の人気アイテムです。
甘さのしっかりあるナッツ系(NUTTY-SWEET)を自家製ブレンドしたチョコレートをフィナンシェ生地に使い、焦がしバターでしっとりと焼き上げました。
生地にはアーモンドプードルやチョコレートチップを練り込み、チョコレートの満足感のある仕上がりにしています。
コーヒーは、発酵バターの香りに添わせてボディ感のあるタイプがおすすめです。
カカオ特有の甘味も持ち上げられ、芳醇な香りをより味わえます。
チョコレートとコーヒーの組み合わせは、産地・焙煎・風味に加えて、コーヒー抽出法やチョコレートスイーツの種類など、とても奥が深いです。
また、Minimalではお酒に合うチョコレートも取り揃えています。
ぜひ気分によってコーヒーほか、ワインやビールなど、多彩な飲み物と共にチョコレートをお楽しみください。
※お酒とチョコレート、おすすめの組み合わせはこちら