2023年9月16日(土)グランドオープンの祖師ヶ谷大蔵店。
その祖師ヶ谷大蔵店のメインとしてまず開発が始まったのがこのクッキー缶でした。その開発秘話をお届けします。
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※店頭販売のクッキー缶の中身は、時期によって変更があります
「美味しいクッキー”缶”とは何か?」
開発にあたり、まずはあまたのクッキーを食べ「美味しい“クッキー缶”」とは何か、チームで毎日議論を重ねました。
一定のボリュームがあるクッキー缶では、同じようなものが続くと食べ飽きてしまいます。またチョコレートの使用量が多すぎると、全体が重くなってしまいます。
そこでMinimalでは「またひとつ」「もうひとつ」と思わず手が進み、食べ終わったあとも「また食べたい!」と思っていただけるような、カカオを多彩に使ったバラエティ豊かなクッキー缶を目指して開発を始めました。
クッキーとして美味しいチョコレートとは?
「美味しい“クッキー”」を定義したら、次なる議題は“クッキーとして美味しいチョコレートの最適解”とは?です。
Minimalでは世界中のカカオ豆を仕入れており、日々「カカオ豆のキャラクター分析」をしています。
どんな可能性があるかを広げて考え、その後で「自分たちがほしい味わいならこれが適切」「このキャラクターを引っ張りたいならこういう手法を採用する」といった方式で技術を選んでチョコレートのレシピを決定しています。
今回のクッキー缶はカカオのさまざまなパーツを使った多彩なラインナップにする方針のため、チョコレートを使ったものは、王道のチョコレートらしい味わいが楽しめることを重視しました
そのチョコレートらしさをしっかり味わえるクッキーが「ディアマンショコラ」です。
クッキー缶の主役「ディアマンショコラ」のこだわり
ココアパウダーを使ったものも多いですが、Minimalのディアマンショコラは、しっかりチョコレート感を味わえて満足感がでるように、チョコレートそのものを生地に使っています。
チョコレートは、フィリピン・ハイチ・ガーナ産のカカオ豆をブレンドすることで、カカオ豆由来のナッツのような風味を感じることができる味わいに仕立てました。
ナッツのようにコク深く芳醇な風味をしっかり感じられるよう、クッキーとして成立する限界値までチョコレートを使いました。
しかしチョコレートをそのまま使うことで、食感がガリッとしてしまったり、焦げたような香りになってしまったり、形が崩れてしまうことなどがあります。
そのため理想の食感と味わいを実現するために試作・調整を何度も何度も行いました。
そして完成したのが、サクッとしたクッキーの心地よい食感のあとに、まるでチョコレートがジュワっと溶け出すかのようなリッチな余韻をお楽しみいただけるディアマン・ショコラです。
そしてディアマンショコラの味わいの方向性が決定すると、他のクッキーの試作が始まります。
味わい・香り・食感・見た目のバランスを試行錯誤
全体のバランスを重視していますので、1つ味わいや見た目が決定しても、他のものに変更があると、決定したクッキーも再度調整します。
その試作・調整回数は、100回以上に及びました。
そうしてようやく完成したのが、今回のクッキー缶です。
クッキー缶の"3つのポイント"
その1:カカオの多彩な表情が楽しめる
カカオは赤道直下の熱帯で生育する“フルーツ”です。カカオポッドと呼ばれるカカオの実の中に、カカオの果肉(カカオパルプ)と、チョコレートの原材料であるカカオ豆が入っています。
今回のクッキー缶では「カカオの果肉」、砕いたカカオ豆である「カカオニブ」、そしてチョコレートと、カカオ丸ごとお楽しみいただける、Bean to Barチョコレート専門店ならではのクッキー缶に仕立てました。
その2:チョコレートへのこだわり
世界各国のカカオ産地からとりよせたカカオの特徴を理解し、クッキーに最適なチョコレートのフレーバーを開発、選定しました。
クッキーとチョコレートの相性を追求し、何度もレシピを調整しています。
その3:「もうひとつ!」と手が伸びる多彩な味わい×食感
さまざまなカカオを使い多彩な味わいを実現。さらに食感にもこだわっています。
ザクザク食感の「ディアマンショコラ」
サクフワ食感の「パルプジャムクッキー」
サックリクッキー&ゴリゴリナッツの「ヘーゼルナッツクッキー」など…
それぞれで食感が異なるため食べ飽きることなくお楽しみいただけます。
「次はどんな味だろう?」と缶を開けるのがきっと楽しみになるクッキー缶。ぜひ店頭でお手にとっていただければ幸いです。
※応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にてクッキー缶がついた会員権を販売中です。(販売期間は9月15日までを予定)