今月上旬にMinimal富ヶ谷本店で、Minimalエンジニアリングディレクター朝日による「Minimal’s Table商品開発プロセス体験」を開催。
今回のMinimal’s Tableは、2月1日に販売予定のExperimentalの板チョコレートを開発するプロセスを、朝日の解説付きでテイスティングしながら楽しめるイベントです。予約枠は受付を開始した初日で全て埋まってしまい、その後もイベントへのお問い合わせの連絡を毎日のようにいただいていました。
味わいを数値化して、チョコレートの楽しさを知る
今回のワークショップでは、1つのチョコレートに4つの素材を足して仕上げる「マンディアンチョコレート」を題材にします。掛け合わせと味わいの変化に面白さのあるチョコレートです。
チョコレートと、そこに合わせる素材(今回はクランベリーとアーモンド)のテイスティングをしながら、『甘味、苦み、強度、余韻、酸味、渋み』の6つの項目に点数をつけます。「よく食べているビターチョコと比べると、強度は弱く感じる」など、皆様が日頃に食べているものを例に出し合いながら、和気あいあいとした雰囲気で進行していきます。
クランベリーもアーモンドも、一見チョコレートと相性がよさそうに思いましたが、『クランベリーだけではキレやコクが足りない、アーモンドだけだと甘すぎる』状態。ここに、ある2つの素材を追加して、複雑な味わいに仕上げていきます。
どの素材を採用したのかは、商品発売までのお楽しみとのことです。
単体の素材では味わいに物足りなさがあっても、4種類を組み合わせることで素材の魅力を活かすマンディアンチョコレートの深みと懐の深さは、チョコレートの面白さを再認識させてくれますよ。
参加者からは、「味わいを数字にしてすり合わせていく作業は難しいけど、新鮮で楽しかった」「朝日さんのイベントに参加できて嬉しかった」「気になることが多くて、たくさん質問しちゃいました」と様々なご感想をいただきました。
皆様もぜひ、6つの項目を使ったテイスティングを楽しんでみてください。
「味わいを点数化する」ことは、挑戦である
参加された方から「Minimalの商品開発でも、同じように点数をつけて評価しているの?」と質問をいただきました。実はこの手法、MInimalの中でもまだ導入を予定して進めている段階の、実験的な仕組みなのです。
朝日は『数字を使って品質の良さを共有しあう文化は、ワインの世界から派生しています。チョコレートも、お客さんが魅力と感じるものは何であるのか?分かるものにしていく必要があると考えている。』と話します。
Minimal各店の販売スタッフが適切に商品を紹介できたり、おもしろいペアリングを提案していけるよう、仕組みを整理していくことも、朝日のミッションのひとつです。
数値化することで、チョコレートを通したコミュニケーションの輪がさらに深まり、広がりのあるものになることを目指しています。
味わいの物差しを作る。あなたも体験してみませんか?
味を言語化して共有できるようになることは、チョコレート仲間を増やしたり、相手の言っていることが理解できたり、自分の感じたことも伝えやすくなります。何人かと比べ合うことで、自分の味覚の癖に気づくきっかけにもなるとは、新しい発見です。
次回のイベント日程2月23日(日)に開催予定です。ご興味のある方はぜひ次回のご参加をお待ちしています!
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