Minimal、沖縄の自社研究農園での国産カカオ栽培・収穫に成功。 カカオ栽培・発酵研究を活かし、さらに高品質のカカオ収穫を目指す。

2024.05.22 #from Staff

Minimalでは、2021年より沖縄でカカオの栽培を始め、今年2024年5月に初となるカカオの実の収穫に成功しました。

 

3年の歳月を経て、栽培が難しい沖縄でのカカオ収穫に成功。
カカオ栽培・発酵のノウハウを活かし、より高品質で理想の味わいのチョコレート製造を目指す。

概要

・3年間の研究により、沖縄でのカカオ栽培と収穫に成功
・栽培ノウハウのない日本でのカカオ栽培ノウハウを確立
・今後発酵実験を行い、チョコレート製造に取り組む
・カカオ栽培や発酵実験の知見を活かし、より高品質で美味しいチョコレート製造を目指す

 

・本プロジェクトの背景

Minimalでは2021年より、カカオの生育による味わいへの影響を探るため、沖縄に実験的に研究農園を設けて栽培の研究をしています。カカオの生育過程による味わいの影響がわかることで、より理想の味わいのカカオの生育が可能になると考えます。

日本・沖縄でのカカオ栽培のノウハウがない状況からのプロジェクトスタートでしたが、適切な土壌や受粉に最適な温度・気候、また日照条件など諸条件について実験を重ねることで、3年の歳月をかけついに20245月にカカオの収穫に成功し、日本での栽培ノウハウを確立しました。

・今後の展望

今後は東京でカカオの発酵実験を行い、発酵条件の分析・評価などを実施します。この発酵が成功すれば、Minimal初となる国産カカオを使ったチョコレートの製造に向け、カカオ豆の焙煎などを経てチョコレートをつくっていきます。

今回の沖縄自社研究農園での栽培・発酵の研究で得た知見を、世界各地で取引しているカカオ農園とシェアしていくことで、さらに品質の高く、理想の味わいのカカオの栽培を目指します。

また、本プロジェクトは日本産カカオの販売など商用利用を目的としたものではありませんが、東京・沖縄での栽培メソッドが確立したことで、持続可能な国内産カカオを使ったチョコレートの販売への可能性が現れました。
 

Minimal代表・山下より

国産カカオ栽培のプロジェクトは、「より美味しいチョコレートをつくる」 ために始まりました。

カカオ豆の品質を左右するのは、品種、テロワールに加えて、農業です。その農業を深く理解することで、カカオ農家からの「より美味しいカカオ豆を作るには農業をどう改善すれば良いか?」という質問にきちんと回答することができます。

ある意味で、このプロジェクトは農家と協働しながらより良質なカカオ豆を作ってきた私たちだから始まったプロジェクトではないかと思います。

根底にはカカオ農家へのリスペクトがあります。
日本で先端的に農業を行い、貯まったノウハウを、全世界の提携するカカオ農家に還元して、現地での農家と協働して良質なカカオ豆栽培を加速させていきます。

また、日本という独自の環境に適応したカカオ栽培の技術が貯まったので、このノウハウを使って、国産カカオ栽培を将来的に広げていきたいと思っています。

 

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