【開発ストーリー】10周年記念のMinimalを象徴するチョコレートケーキを「クリスマスケーキ -2024-」

2024.11.18 #Minimal's Story & Report

Minimalの特製クリスマスケーキがご予約受付中です。

職人の手で一つ一つ仕上げる特別なクリスマスケーキで、素敵なひとときをお過ごしください。商品開発を手がけるパティシエ・奥野が開発の舞台裏をお話しします。

 

プレミアム感のあるカカオ豆1種でつくる、シングルオリジンケーキ

奥野
Minimalのクリスマスケーキは、世界的に見てもなかなかないシングルオリジン(単一産地)のカカオ豆からチョコレートの奥深さを楽しめるケーキを基本コンセプトにしています。

今年は「Minimal創業10周年記念」として、ひときわプレミアム感のある素材を選びたいと思い、Minimalを象徴するコロンビア産「'Arhuaco(アルアコ)」というカカオ豆のチョコレートを使いました。

Minimalで人気No.1の板チョコレートで、ぶどうジャムのような華やかな風味が特徴です。

贅沢で複層的なフレーバーを持つこのチョコレートを、ケーキとしての一体感と満足感を得られるように全7層(チョコレートパーツは5種)に作り分けて構成しました。

多彩なフレーバーを引き出す、5種のチョコレートパーツ

奥野
トップには人気No.1の板チョコレート「'Arhuaco」をそのまま載せ、ぶどうジャムのような風味や多彩な酸味をダイレクトに感じていただけます。

そこから2層のムースとガナッシュを交互に挟み、ケーキ全体の食感が重くなりすぎないように口どけの軽やかさを持たせました。ガナッシュには蜂蜜を加え、「'Arhuaco」のフローラルな風味と呼応して花の蜜の繊細な香りを持ち上げています。

土台には「'Arhuaco」の風味をしっかりと感じられる生ガトーショコラを配置しました。ムースが口に溶けてから最後にガトーショコラが残ることで、重厚な味わいの余韻を生みます。

「'Arhuaco」の魅力を最大限に味わっていただくため、副材料もシンプルにして仕上げました。

ケーキとしての完成度を高める、巨峰のジュレ

奥野
ケーキの中央部には、巨峰のジュレを入れ込んでいます。クリスマスケーキとしては少し珍しい組み合わせかもしれません。

ここは最も悩んだポイントでした。当初はカカオパルプ(果肉)を搾ってジュレにする予定だったのですが、カカオパルプは独特の酸味が強く、せっかくの「'Arhuaco」の繊細な風味を阻害しかねないため他の素材を検討しました。

最終的に選んだのが、「'Arhuaco(アルアコ)」のぶどうジャムの香りに添わせる巨峰のジュレです。クリスマスケーキという1年に1度の特別感を感じていただくため、華やかなケーキとしての完成度を重視しました。

祖師ヶ谷大蔵店のパティスリーの経験から

奥野
昨年開業した「Patisserie Minimal 祖師ヶ谷大蔵」では、日々、チョコレートケーキなどのスイーツをおつくりしています。

祖師ヶ谷大蔵では日常使いしていただけるようなケーキを目指していますが、今回は年に1度の特別な日を彩るケーキであり、「Minimal創業10周年記念」にもなるような最上のチョコレートケーキを目指しました。

「たった1種のカカオ豆から造る、全7層のチョコレートケーキ」というのは、他ではなかなか味わえない贅沢なケーキだと思います。ぜひ今年のホリデーシーズンにお楽しみください。


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