本とおすすめのチョコレート

2024.10.12 #from Staff

読書の秋と言われるのが納得の、心地良い季節になってきましたね。

チョコレートは読書のお供にもぴったり。
今回はMinimalのスタッフに、最近読んだ本と一緒に楽しみたいチョコレートをきいてみました。

 

01
販売サービス・荻野
読んだ本:『永遠のソール・ライター』
お供のチョコレート:板チョコレート「SAVORY」

昨年日本でも展覧会が開催されていたソールライターの写真集です。

写真を撮るのが昔から好きだったのと、ソールライターの写真をパッと見た時に嫉妬するくらい強烈に魅力を感じ、本人のことをもっと知りたいと思ったのがきっかけで手に取りました。

写真と一緒にソール・ライターの言葉が記してあり、何でもない日常を切り取った写真の中に美しさとストーリーを感じるのは、やはり本人が意識していたことなんだなと納得感を持てました。

彼が大切にしている考え方に共感し、改めてリスペクトを感じる1冊でした。

お供のチョコレートは「SAVORY」。ハーバルな香りがリラックスした気分にさせてくれて、甘味、苦味、渋味と多層的で複雑な味わいは、アートの奥深さに寄り添ってくれると思います。

 

02
パティシエ・上西
読んだ本『お菓子の完成度を高める香り、食感、デザイン』
お供のチョコレート:板チョコレート「'Arhuaco(アルアコ)」

嗅覚、触覚、視覚について学者からの説明があり、製菓における、香り、食感、見た目の役割、効果についての解説と有名パティシエの見解、工夫しているポイントなどがある本です。

商品開発やコンテスト用のお菓子を考える際、ケーキ屋や本屋に行っています。
その時にお菓子のレシピなどでなく、嗅覚、食感、視覚についての本があり面白そうだと思い手に取りました。

学者と有名なパティシエのそれぞれの視点、見解があり参考になります。
自分もケーキを考える上でこの3点「嗅覚、食感、視覚」を特に意識しています。ロジックのみで考えるのではなく、感覚や記憶も大事だと思ったのと、人の記憶に残るものを作りたいと思いました。

この本で学んだことを踏まえて「'Arhuaco(アルアコ)」を食べると、より食感や香りを楽しめ、また奥深さを感じられると思います。

 

03
パティシエ・片岡
読んだ本『琥珀の夢で酔いましょう』
お供のチョコレート:全部(!?)

漫画なのですが、京都の広告会社に勤める主人公がとあるお店で「クラフトビール」に出会い、クラフトビールを使ってその店を盛り立てていくお話です。

クラフトビールが好きで、読んでみようと思いました。
物語に登場するビールは全て実在のもので、さらにビール以外にもペアリングや仕事を絡めたストーリーが面白く、食べた時の表現など勉強になる部分も多いです。

さまざまなビールが紹介されているので、Minimalのいろんなチョコレートとペアリングを試しながら読めたら良いなと思い、おすすめのお供チョコレートは全部とさせていただきました(笑)

 

04
オンラインストア・兒嶋
読んだ本:『豊饒の海』三島由紀夫
お供のチョコレート:板チョコレート「CLASSIC」

10代20代で挫折して読めなかった本や小説に、30代になってからまたチャレンジしています。

「豊穣の海」は全4巻ある三島の遺作なのですが、20歳くらいのときに好きなバンドが影響を受けてアルバム作ったというインタビューを見て読み始めたものの、難易度が高く1冊目で挫折しました(笑)

13年越しに無事読み切りましたが、色々なテーマや切り口で語ることができるなと感じつつも、個人的には、「観察者」と「行為者」の描かれ方とその結末が、三島のあの事件も含めて、妙に腑に落ちた部分がありました。

読むのに体力を使うので「CLASSIC」で甘みを補給しながら読みたいと思います!

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皆さまもぜひ、チョコレートと読書を楽しむ秋のひとときをお楽しみください。


※Minimalのスタッフの人生に影響を与えた一冊はこちら

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