Minimalは12月1日で、創業9周年を迎えることができました。
いつも応援してくださっている皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
代表・山下が、社内各部署のメンバーと2023年を振り返る特別対談をお届けします。
※前回はこちら
第4回は、卸売の法人営業(ホールセール)担当の小暮と、製菓材料としてのMinimalについて語り合います。
シェフやパティシエ向けに勉強会
山下
Minimalは一般のお客様向けに商品展開(リテール)を行う一方で、レストランやパティスリーなど法人向けに製菓材料を卸売(ホールセール)している部門があります。
今回はその知られざる領域を、営業担当の小暮くんと振り返ってみたいと思います。
小暮
はい。初めまして(笑)。
Minimalでは一般販売しているチョコレートとは別に、製菓材料用チョコレート(クーベルチュール)を造っています。
これまでも他社さんとのコラボレーション開発は手がけてきたのですが、クーベルチュールを本格化させたのは今年からでした。
山下
売り方が全然違うんですよね。
小暮
そうなんです。
昨年から「勉強会」と冠して、シェフやパティシエや経営者の方々向けに、少人数でMinimalのチョコレートをご説明する場を設けてきました。
今年は、他社メーカーと合同で100人規模の講習会にも参加しました。
山下
だいぶお取り扱いいただくお店も増えましたよね。
小暮
はい、今年はクーベルチュールの取扱店が約3倍に増えました。
「ぜひMinimalのアフタヌーンティーをやってほしい!」
山下
小暮くんの思い出深い案件はある?
小暮
9月にラグジュアリーホテル「東京エディション虎ノ門」さんと手がけた、チョコレートアフタヌーンティーはとても手応えがありましたね。
昨年末のMinimal8周年オンラインイベントで、お客様から「ぜひMinimalのアフタヌーンティーをやってほしい!」とのお声をいただき、個人的にもがんばりたいと思っていましたので。
山下
あれはよかったよね!当初の想定の3倍以上チョコレートを使っていただきました。
小暮
そうなんです。先方の広報の方に「Minimalのブランドのおかげ」ともおっしゃっていただきました。
山下
嬉しいですね!
小暮
あと、「ブルーボトルコーヒー」さんと手がけた板チョコレートも思い出深いですね。
個人的には「オクシタニアル(東京・水天宮前)」さんのフォレ・ノワールがすごく美味しくておすすめです。
シェフの中山和大さんはが「FIPGC(世界チョコレートアイスクリームペストリー選手権)2023」の日本代表チームの監督も務められており、中山シェフのお店で使っていただいたことをきっかけに、世界大会でもMinimalのチョコレートを採用していただきました。
Minimalのチョコレートを使っていただいたボンボンショコラが世界1位に輝いたのも誇らしいです。
山下
うん。すごかったよね。
僕は「エクラデジュール・パティスリー(東京・豊洲)」の中山洋平シェフがガレット・デ・ロワに使ってくださって、ものすごい美味しかったなあ。
「レガレヴ(神奈川・鎌倉)」の佐藤シェフのクリスマスケーキも素晴らしかったです。
「ミニマル、入ってる」
小暮
山下さんがよく言われる「ミニマル、入ってる」みたいな感じで、いろいろな商品でじつは使われているというところを目指しています。
いつも仕掛かり中の案件を皆様にお披露目できるまできちんと持っていくのが僕の仕事だと思っています。
山下
Minimalのクーベルチュールを他社で使っていただくことで、僕らとはまた違った表現を発見できたり、お菓子の中でこういう活かし方もあるのか!と勉強になりますよね。
小暮
そうなんです。Minimalパティシエやショコラティエがスイーツを造るときは、「Minimalのチョコレート」の魅力や特徴をいかに楽しんでいただくかかが主眼になることも多いのですが、他社ではお菓子としてのまとまりの中にMinimalがパーツとして入ってくるので、アクセントというか引き立て役になることが多いんですね。
Minimalを使ったことで今までのお菓子とは全然変わって、香りが引き立ち、まったく違う味わいが出るのを感じます。
最大の特徴は、圧倒的な“香り”の強さ
小暮
料理人の方々ともお話しする中で、僕はMinimalのクーベルチュールの特徴は圧倒的な「香りの強さ」にあると思っています。
実際に「他のチョコレートとは比にならない」とおっしゃっていただけます。
だから「素材」にこだわってフォーカスしている方々には、特に興味を持ってもらいやすいですね。
山下
僕は、“アメージングなお店”に使っていただけたら、Minimalはハマるんじゃないかと思っているんです。
アメージングというのは、シェフの思想がしっかりとあって、すごく面白いことに挑戦されているお店ということですね。
シェフの創造性に僕らのチョコレートが掛け合わさることで、まだ見ぬ商品が生まれることが楽しみですよね。
小暮
シェフの方々にクーベルチュールを食べていただくと「もうこのままチョコレートとして食べた方がいいんじゃないの?」と言われてしまうこともあり(苦笑)、もっと「こういう商品に落とし込めたら面白いですよ」と想像力を掻き立てるように話せるかが、僕の役割というか課題だと思っています。
山下
たしかに、製菓材料としての価値もさることながら、「どういう使い方が面白いんだっけ?」という提案力なんですよね。
BtoBならではの業界慣習の難しさもあると思います。
製菓材料はあくまで材料であるので、価格に対しての意識はとても強いと感じます。だからこそ適正価格をきちんと提案できるように僕らの企業努力ももっと必要ですし。
でもその壁を越えて新しくお店に入れば、直接僕たちのお客様ではなかった人たちに価値が届く可能性があるし、僕らだけではリーチできない拡がりが起こって、めちゃくちゃダイナミズムのある仕事になるんですよね。
小暮
来年はもっとたくさんのお客様に届けられるようにと動いています。
個人的に力を入れているのが、パン屋さんですね。これまではあまり関係性がなかったのですが、興味を持っていただけるようになってきました。
山下
今年1年の小暮くんの動き方を見ていて安定感が出てきたと思います。
僕よりプレゼンが上手いと思いますよ。
来年以降もまだまだ広がる可能性はあると思っているので、よりインパクトを大きくしていきたいですね。
代表・山下と卸売・小暮の対談は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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