暖かい日が続き、奥渋散歩でご来店いただくお客様が増えてきました。お散歩の合間に、アイスクリームやゼリーを使った春に爽やかなパフェはいかがでしょうか。
チョコレートパフェというとずっしりと重たいものや、フルーツを盛り合わせたものをイメージされる方が多いと思います。 しかし今回のパフェは、素材の香りを活かすMinimalだからつくれた、カカオとコーヒーだけで作り出すフルーティーなパフェとなっています。
実は、このパフェは昨年8月にもご提供しており、「フルーツを使っていないなんて信じられないくらいさっぱりだから、最後の1滴まで食べつくせちゃう!」「ふわふわ、とろとろ、サクサクの色んな食感がたまらない!」など非常にご好評いただきました。 前回は夏でしたが今回は涼しい季節のご提供になりますので、レシピもシーズンにあわせて、まろやかさや濃厚さを加えつつフルーティーさとバランスをとりました。
パフェに使用している素材は、”チョコレート”と”コーヒー”。
良質なカカオ豆とコーヒー豆の中には、まさにフルーツを感じられるようなフレーバーの種類のものがあります。
一見、しっかりとしたチョコレートのパフェですが、食べてみると想像以上にさっぱりとしているギャップと、チョコレートとコーヒーから出来ているとは思えないほどのフルーティな風味の驚きをぜひお試しください。
パフェのグラスに収めたトッピングは全部で11種。すべてチョコレートかコーヒーを素材に使い、Minimalパティシエが手作りでご用意しました。
メインは、チョコレートを使ったアイスクリーム&ゼリーと、コーヒーを使ったアイスクリーム&ゼリーです。この4層のハーモニーが意外な変化を引き起こします。
チョコレートにはMinimalで人気銘柄のひとつ、ベトナム産「FRUITY BERRY-LIKE」を使用しました。カシスのようなジューシーな風味が特徴で、スペシャルティコーヒーがお好きな方にご好評いただいています。
このベトナム産カカオのチョコレートをアイスクリームやゼリーにたっぷり使用しています。アイスクリームは、Minimalの店頭でもおなじみの「プレミアムアイスクリーム」。ジェラートのようにすっきりと、濃厚なカカオ自体のコクや風味を楽しめます。
一方のチョコレートゼリーは、より甘みを抑えて酸味の効いたベリーの風味で強いインパクトを残します。まさにフルーツと間違うような強い風味を際立たせつつ、他のトッピングと調和がとれるように少しミルキーなマイルドさも加えました。
トップのホイップチョコレートクリームや、最後に上からかけるチョコレートソース、また底にトッピングしたブラウニーにまで、ベトナム産カカオとチョコレートを使用しています。
今回のブラウニーは、春という季節であることや、カカオ自体の酸味も昨年と比べて少し丸くなっていたのでよりフルーティーな香りを感じていただけるように、去年よりチョコレートの量を増やして濃厚に仕上げています。
また、サクサクのビスコッティにもカカオニブをたっぷり入れています。このビスコッティにチョコレートクリームをたっぷりつけると、口いっぱいにフルーティーなベトナムのチョコレートの風味が広がります。
ここまで多彩なシングルオリジン(同一産地)チョコレートのバリエーションを一度に味わえる一品は非常に珍しいと思います。
カカオという素材の持つ香りや、カカオを活かすチョコレートにこだわるMinimalだからこその組み合わせをぜひお楽しみください。
コーヒーは、「丸山珈琲」のパナマ産コーヒー。
今年は、コーヒーはスペシャルティコーヒーの名店「丸山珈琲」のパナマ産(エリダ農園)の中煎り豆を使用しています。コーヒーらしさを残しながらも、様々なフルーツを思わせる味わいと、シロップのようなとろっとした甘味が感じられるコーヒーです。
(丸山珈琲HPより)
このコーヒーをフルーツの代わりの素材と考えて、アイスクリームとゼリーに仕上げました。
コーヒーのアイスクリームは、真ん中にある真っ白いジェラートです。この白い色からはコーヒーの印象がありませんが、コーヒー豆をそのまま入れて漉しているため、濃厚な香りを残していて、一口食べるときっと驚かれると思います。サッパリしたジェラートの爽やかさの中にはっきりとコーヒーの香りが立ち昇ります。
ゼリーは、コーヒーをじっくり水出しして、香りを強く出すところから作りました。
スペシャルティコーヒーで作るコーヒーゼリーは、素材感を色濃く宿してとてもジューシーでみずみずしい仕上がりです。さらにコーヒーの味わいを感じていただくため、昨年より増量して盛りつけてあります!チョコレートのゼリーと食べ比べてみながら、ぜひ味わってみてください。
最初の一口から、最後の一口まで常に変化する。
パフェの楽しさは、さまざまな具材を組み合わせて味わえる贅沢さと、グラスの底に残る最後の一滴まで時間をかけて食べられるところにあると思います。
さらに、注目していただきたいのは、アイスクリームが徐々に溶け出してから底の最後の一滴までおいしく食べていただける仕掛けです。
チョコレートとコーヒーのアイスクリームが最後にグラスの底で混ざり合うと、上品な「カフェモカ」の味わいに変化します。
そして、グラス最下部に忍ばせたレンズ豆やグラノーラと絡み合うことで、どこか和甘味の「ぜんざい」のような不思議な感触で楽しんでいただけます。
甘さ控えめであっさりとしたパフェに仕上げていますので、最後の一口まで飽きることなく召し上がっていただけると思います。
パフェの最初の一口では、ベトナム産カカオのチョコレートの素材感を楽しんでいただき、最後の一口では、カフェモカの味わいでぜんざいのような食感をお楽しみください。
「フルーティーなチョコレートとコーヒーのパフェ」。
フルーツは使っていなくても、香り高いフルーティーな味わいを感じていただくことで、”カカオもコーヒーもフルーツである”ということを改めて認識していただけるような仕上がりになっていると思います。
パフェでしか味わえない、様々なチョコレートとコーヒーの味わいをぜひお楽しみください。暖かい日は、テラスでお召し上がりいただくのもおススメです。
今月のスイーツ -4月-
〜フルーティなチョコレートとコーヒーのパフェ〜
価格:スイーツのみ950円(税抜)
コーヒーセット1,200 円(税抜)
※富ヶ谷本店(イートインのみ)のサービスになります。
※1日15食限定。
パフェで使用しているチョコレート「FRUITY BERRY-LIKE ベトナム産」はこちらからご購入いただけます。
丸山珈琲
http://www.maruyamacoffee.com/