突然ですが、これまでの人生で「カカオ豆」に触ったことはありますか?
チョコレートの原材料がカカオという豆であることはどこかで聞いたことがあっても、実際に手で触れたことがある方は少ないかもしれません。
今回はカカオ豆の生産国を直接訪れ、豆からチョコレートになるまで取り扱うMinimalだからこそ楽しんでいただける「カカオ豆からチョコレートを作る」ワークショップをご紹介します。2014年から開催していて、応募開始から数時間で満員になることもある、人気のワークショップです。
▼目次
カカオ豆に触れて、チョコレートに驚く2時間。
そもそも、カカオ豆って? コーヒー豆とは違うの?
カカオ豆からチョコレートを手づくり!ワークショップの流れをご紹介
テイスティング体験イベントなど、多彩なワークショップも開催!
カカオ豆に触れて、チョコレートに驚く2時間。
ワークショップは、約2時間。
カカオからチョコレートを手作りする工程には、他では体験できない驚きがたくさん詰まっています。
▼こんな驚きがあります
・カカオ豆に触れて殻を割る驚き
・チョコレートができるまで、途中経過ごとに変わる味わいの食べ比べの驚き
・カカオ豆ごとに異なる味わいの驚き
身近なおやつであるチョコレートの意外な一面を知って、チョコレートとカカオについていろいろ人に語れるようになれる貴重なワークショップ。その詳細に迫っていきます。
そもそも、カカオ豆って? コーヒー豆とは違うの?
カカオは、南国に生息するアオギリ科の植物です。
ちなみにコーヒーはアカネ科の植物で、カカオとは別種になりますが、生産地が共通することが多く、同じ山の高地ではコーヒー栽培、低地ではカカオ栽培というケースも見られます。
カカオの実(カカオポッド)を割ると、果肉(カカオパルプ)の中にカカオ豆が入っています。これがチョコレートの主原料になります。
カカオ豆は収穫後すぐに原産地で発酵・乾燥工程が行われて出荷されます。
Minimalでは、生産者と直接取引を行い、カカオ豆を仕入れています。
カカオ豆からチョコレートを手づくり!ワークショップの流れをご紹介
冒頭は、Minimalスタッフと参加メンバー同士の自己紹介から。一緒にワークショップを進めていくメンバー同士、まずは打ち解けていただきます。
実際に手を動かす前に、少しだけカカオとチョコレートの事を知っていただけるよう、カカオとチョコレートについてクイズ形式で楽しく学びます。
そもそもカカオってどこに生育しての?
チョコレートってどんな工程でできる?
など、普段なかなか知れない豆知識を知ることができます。
そして、ワークショップで実際に行う工程を予習します。
ワークショップ① カカオの殻を剥き、ペースト状にする。
Minimalに到着したカカオ豆は「焙煎」という重要な工程に入りますが、焙煎作業は非常に繊細であることと作業時間が1時間弱かかるため、ワークショップ当日は、焙煎を済ませたカカオ豆を使ってスタートします。
カカオ豆というものに手で触れるのは初めての方がほとんどですので、皆さんとても驚かれます。
外側を覆う固い殻(カカオハスク)を手で砕くようにして破っていきます。
次に、その豆を挽き(グラインド)、なめらかなペースト状にしていくのですが(コンチング)、ワークショップでは家庭用ミルを使って行います。
豆を挽いた状態を「カカオニブ」と呼び、試食をしていただきます。100%カカオの味は甘さがなく、苦いですが、ナッツのようにボリボリ食べると癖になることに驚かれる方も多いです。
ワークショップ② 砂糖を加えて、甘味を整える。
カカオ豆から油分が溶け出して液状化してくると、見た目もチョコレートに近づいてきます。チョコレートらしい香りも濃厚に漂ってきます。
ここでスプーンで掬って試食すると、カカオニブのときとは食感が変わることで感じ方の変化に気づけます。
カカオニブに比べると、ペーストのほうが苦さを感じる事に驚きます。
そして、砂糖を加えていきます。カカオと砂糖が7:3になるように調整すれば、カカオ70%のチョコレートの味わいが出来上がりです。
ワークショップ③ 型に流し込んで、冷やして固める。
ペースト状のチョコレートをミルから取り出し、型(モールド)に流し込みます。
型をトントンと叩きながら気泡を抜いていくのがコツです。
チョコレートを固める前にテンパリングという複雑な温度管理を行い、口溶けを調整しているのですが、ワークショップでは少し難解な工程になるため省略し、そのまま冷やして固めます。
ワークショップ④ 完成した2種類のチョコレートを食べ比べ。
固まったチョコレートを型から外せば完成です。
ワークショップではカカオ豆の産地ごとに2種類のチョコレートを作ります。
同じ分量の砂糖しか加えていないのに、カカオ豆の違いで味わいが大きく変わることに驚かれると思います。
そして余った分は、特別個包装にてお持ち帰りいただけます。
実際に参加した方のご感想をご紹介します!
カカオのことが勉強できてとても良かったです。
何気なく食べてるチョコレートが、実はとても作るのが大変だと驚きました。大切に味わいたいと思います。カカオ豆だけじゃなく、作り方を変えるだけでも全く違う味わいになるのが面白かったです。また参加したいです!
初めてワークショップに参加したのですが、教えてくださる方も優しく、とても和やかな時間でした。チョコレートについて初心者でも面白かったし、体験も楽しかったのでまた機会があれば参加したいです。ありがとうございました。
バレンタインなどにご家庭で「チョコレートを手作りする」こともあるかと思いますが、市販のチョコレートを溶かして使うことが多いはずですので、カカオ豆から手がけることはめったにない経験だと思います。
所要時間は2時間ほどです。
ゆっくりとチョコレートについてレクチャーしていきますので、ぜひご家族やご友人と一緒に体験しながらチョコレート作りを気軽に楽しんでみてください。
▼こんな方におすすめです
・カカオ豆に触ってみたい方
・親子や友達同士で貴重な体験を楽しみたい方
・自作チョコレートをお土産にしたい方
※プログラム上『テンパリング(調温)』工程を省略しており、ワークショップでの完成品は通常のチョコレートよりも溶けやすいものになります
※参加対象者は中学生以上の方のみとさせていただきます
テイスティング体験イベントなど、多彩なワークショップも開催!
Minimalでは他にも、テイスティング体験イベントや限定ワークショップなども不定期に開催しています。
過去には、手づくりチョコレートケーキのワークショップや、アイスクリームの食べ比べ会なども。
開催の際は、公式サイトやTwitterなどのSNSでお知らせ致しますので、ぜひご注目ください。
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