『Experimental』第1弾「余韻の明確化」についての実験

板チョコレートの世界をさらに一歩先へ。板チョコレートでどこまで世界を変えていけるかの実証実験『Experimental』。

第1回目のテーマは「余韻の明確化」についての実験です。

スペシャルティコーヒーやワインのように、口に運んだ瞬間から食べ終わりまでの味わいの変化を楽しむ要素である「余韻」。

カカオそのものの味わいの変化を楽しむチョコレートにおいても「余韻」は重要な要素です。

今回のチョコレートに使用したコロンビア産のアラウカ豆は熟成前はピーチコンポートのような南国系の風味をもつ味わいでしたが現在は熟成を経て、落ち着きのあるしっかりとしたチョコレートの味わいをもっています。

Experimentalでは、マスカットや巨峰などの副材料を用いて果実味を付加したり、酸味を強化をすることにより、かつてのカカオ豆本来のもつ味わいを体験できうるかどうか、また各パートの食べ比べにより、カカオ本来の果実味や酸味、甘味の変化をはっきりさせることで、口に運んだ瞬間から食べ終わりに至る風味の移ろいと余韻の明確化を感じていただくことが実験の意図です。

今回はチョコレートを3つのパートに分け、①チョコレート+マスカット、②チョコレートのみ、③チョコレート+巨峰、の3タイプで構成しました。

 

①チョコレート+マスカット 

チョコレートの本来もつ風味のニュアンスに近いマスカットを加えることで、チョコレート本来の風味を強化することがねらい。マスカットのような軽やかな酸味により本来の南国シトリック系の甘みを感じることができるでしょうか。

 

②チョコレート(コロンビア産アラウカ豆)

コロンビア産のアラウカ豆を使用し、熟成前はピーチコンポートのような風味。現在はかつての酸味が落ち着きチョコレートケーキのような味わいです。

 

③チョコレート+巨峰

チョコレート本来の味わいにはない巨峰の穏やかな酸味を加えることでニュアンス異なる果実味により、風味の新しさを生む意図で用いてます。

巨峰と混ぜ合わさった際にキャラメルようなスパイス感のある余韻が創出するのではないかという仮説のもと加えているパートです。


板チョコレートの可能性を追求すべくスタートした『Experimental』。

当初のねらいのように、口に運んだ瞬間から食べ終わりに至る風味の移ろいと「余韻の明確化」は感じていただけましたでしょうか?

今回は口に運んだ瞬間(Top)に果実味と酸味の明確な味わいを感じ、中間(Middle)に落ち着いていくメリハリや、強く心地よい甘味がMiddleから食べ終わるころ(Last)にかけて長く続き、最後にカカオの甘いスパイスの印象が感じられたら本実験は成功です。

意図したとおりになるか、ならないか、ぜひ皆様自身で実験をお楽しみください。

今後も皆さんと一緒に、まだ見ぬ新しいチョコレート体験を追求していくためさらなる「Experimental」にお付き合いいただけたら嬉しく思います。

 

オンラインショップでは、「Experimental」に使用した同じコロンビア産の希少なカカオ豆を使用した「'Arhuaco」との2枚セットをご用意しました。 

ビスケットのような香ばしい風味が特徴の「'Arhuaco」の複雑でカカオ由来のスパイシーのな風味との食べ比べをぜひご賞味いただきたいです。同じ国で獲れたカカオ同士での収穫地域による味わいの違いもご堪能ください。

 

「Experimental」

やわらかな果実の風味

クローブのような甘い余韻とバランスの良い甘味と酸味

カカオ濃度:73%

発売日:9/4~無くなり次第終了

販売価格:1,500円(税抜)

販売店舗:富ヶ谷本店・銀座店・東武池袋店・オンラインショップ

※店舗・オンラインショップ合計200枚限定となります。

 

 ※JOURNAL前半はこちらをご確認ください。

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