5月にカカオ産地のニカラグアを訪問し、6月に産地報告会を兼ねたファンミーティング「!Hola! Nicaraga!」を開催しました。ややマニアックなテーマにもかかわらず50名定員が満席でキャンセル待ちが出るという盛況をいただきました。
本件はカカオ農家の収入を高めるODA(政府開発援助)案件を実施して広くカカオ農家収入向上に寄与していくという目的の調査をJICA(独立行政法人国際協力機構)から受託しての渡航・滞在となりました。
今回の滞在では現地の状況を記録するため映像を撮影してきました。農園や農家さんの映像に加えて、ドローンをつかった上空からのジャングルや村の景色、移動中の牛の群れや夕暮れの川など現地の美しい風景も収録しています。私達が農家さんと行ったチョコレートづくりのワークショップの様子や発酵施設などもご覧ください。
Minimalのチョコレートの原材料はカカオ豆と砂糖だけで、独自製法により産地・農園によって異なるカカオの香りを引き出しています。カカオの品質や個性がそのまま商品に反映されるため良質なカカオを世界中から探すのは私たちにとって欠かすことの出来ないチャレンジです。
今回の訪問の目的は良質なカカオ豆を探し、パートナーになれる農家さんを探し、またJICAのODA案件化調査としてニカラグアのカカオの品質や栽培の状態、設備や物流の状況を現地の機関との協働も含めて調査を行うことでした。
今回の旅路では3週間をかけて北海道ほどの大きさの国土を北から南まで縦断し、約15地域の農家さんを訪れました。映像にもありますが、農園の様子や発酵・乾燥の方法について話を伺いながら意見交換をしたり、その場でチョコレートを一緒につくってきました。
つい先日まで渡航禁止が出ていたのですが、都市部は治安が悪い一方でカカオ農園のある地域にいくとのどかな原風景が広がります。農家さんや家族もみんなあたたかく、飲み物やご飯を進めてくれたり、興味津々にカカオの評価や日本のチョコレート事情について聞いてくれます。移動がハードで過密日程ではありましたが、充実の出張となりました。
後日、数回にわけて現地での活動の様子も本JOURNALでレポートしていきたいと思いますので、ぜひご覧ください!
チョコレートのストーリーを知ると少し美味しく感じられる - カカオツアー for "Life with Chocolate" -
クラフトチョコレートが日常にある少し幸せな毎日 "Life with Chocolate"。
コーヒーやお酒、花と同じような、日々の喜びや文化・スタイルをチョコレート定期便の『カカオツアー』で提案しています。
食べるだけではなく、好きな飲み物と一緒に味わったり、趣味のあう友人と一緒に食べ比べたり、産地のことを知ったり、農家さんのことを知ったり、そんな体験がひとかけのチョコレートをより美味しくしてくれると思います。なのでMinimalではチョコレートをお届けするだけでなく、冊子で楽しみ方をご提案したり、今回のようなイベントを開催して体験をお届けしています。
一方で新しいクラフトチョコレートの文化は皆さんの力を借りて一緒につくり出さないと到達できない未来だとも思っています。ぜひアイデアをいただいたり、一緒にイベントや商品をつくっていっていただけるととても嬉しく思います。
クラフトチョコレートが日常にある少し幸せな毎日 "Life with Chocolate" をお楽しみください。
▼「カカオツアー」を楽しむ商品やイベント
チョコレート定期便「Minimal CaCao Tour - カカオツアー」
食べ比べのお試しトライアルセット「Feel Cacao Tour」