春の期間限定商品「甘夏みかんの生ガトーショコラ」の開発秘話を、開発担当の奥野が語ります。

甘夏のすべてを味わえるガトーショコラ
奥野
毎年たくさんのリピートご購入をいただいている「甘夏みかんのガトーショコラ」を、去年のお客様アンケートを参考にしながらブラッシュアップしました。
この2年ほど、たくさんの美味しいとのお声をいただいているのですが、その中に「全体的に甘味が強い」とのお声をいただくこともあり、今年は甘味だけでなく、「甘夏」の素材をそのまま感じられる構成を目指して試行錯誤しました。
今年も和歌山県の「善兵衛農園」さんの甘夏を使わせていただいています。
全体は4層で、上から甘夏ゼスト(果皮)入りイタリアンメレンゲ、甘夏カード、甘夏ジュレ、ガトーショコラ生地となっています。

甘夏を“丸ごと”凝縮したジュレ
奥野
今年新たに開発したのが「甘夏ジュレ」です。
“甘酸っぱいだけでない甘夏”の魅力を引き出したいと考える中で、外の皮ごと食べると苦さを感じることがあり、これまでは捨てていた部位(甘夏の薄皮やタネ)も含めてあえて丸ごと煮出すことを試してみました。
すると、果皮に含まれる苦味や渋味が抽出され、甘夏の多面的な魅力を表現できると気づきました。
このままでは苦味が少し強いので、仕上げに甘夏のフレッシュな果肉を加えています。
果肉を完全に潰さずに残したため、食べたときにつぶつぶした食感を感じられます。
甘夏特有のほろ苦さとともに果肉の酸味や甘味と組み合わさることで、本当に甘夏をそのまま齧っているかのような感覚を体感していただけたら嬉しいです。

※善兵衛農園さんの甘夏
ガーナ産カカオ80%の心地よい苦味
奥野
土台となるガトーショコラには、ガーナ産カカオ80%のチョコレートを使用しました。
チョコレートらしい苦味と甘味を体現しながら、ナッツのような香ばしさも感じられる、王道のチョコレートです。
甘夏のような柑橘に合わせるときはフルーティなタイプのカカオを選ぶことも多いのですが、今回は甘夏の爽やかな酸味や苦味に寄り添わせながら、ボディ感のあるチョコレートのビターさで全体をまとめたいと考えました。
イメージとしては、甘夏ピールをチョコレートでコーティングしたオランジェットのような相性でしょうか。
柑橘のほろ苦さとカカオのビター感が重なり、軽やかになりすぎない奥行きのある味わいに仕上げています。

柑橘の香りを引き立てるイタリアンメレンゲ

奥野
甘夏の香りを引き立てる仕上げとして、上部に甘夏カードの層とイタリアンメレンゲを配置しました。
甘夏カードは果汁を搾って固め、イタリアンメレンゲには甘夏の果皮を刻んで加えています。メレンゲはふわっとした食感を出せるように調整をしました。
今年のガトーショコラは、口に含むとほのかな甘さの中に柑橘の香りがふわりと広がり、ジュレの酸味やほろ苦さが味わいを引き締めます。
甘味だけに頼らず、香り・酸味・苦味を重ねることでバランスを整え、甘夏の素材をより立体的に楽しめる一品に仕上がりました。
ぜひ春の訪れを感じながら、爽やかな柑橘の風味をお楽しみください。
▼「甘夏みかんの生ガトーショコラ」販売情報
【価格】3,990円(税込)
【発売日】オンラインストア:2026年3月24日
代々木上原店・仙川店:2026年4月1日
【販売期間】2026年5月末頃までを予定(無くなり次第終了)
【取扱店】オンラインストア・代々木上原店・仙川店
