ホワイトデーにはマカロン?色とりどりの“スイーツの宝石”マカロンのひみつ 

2026.03.01 #from Staff

カラフルで華やかな見た目と多彩なフレーバーが魅力で、センスのいい贈り物の定番となっているマカロン。ホワイトデーのギフトとしても定着していますね。

改めて知られざるマカロンの歴史やトリビアについてお伝えしていきます!

マカロンとは?アーモンドが隠し味

マカロンというとカラフルな生地にフィリングが挟まれたものを想像しますが、実はマカロンの定義は、アーモンドプードル(パウダー)、粉砂糖、卵白を主原料とするシンプルな焼き菓子です。

私たちがよく知るあのスタイルは、実は数あるマカロンの中の「マカロン・パリジャン(パリ風マカロン)」という一種にすぎません。

2層の食感のコントラストと多様なフレーバーを一口で贅沢に楽しめるマカロン・パリジャンは、サクッとした外側の生地(コック)は、アーモンドの豊かな風味が持ち味で、内側のしっとりしたフィリングには、ガナッシュやバタークリームやジャムなどが使われています。

マカロンの起源は、マカロニ?マカロンの歴史

マカロンの起源は、中世イタリアにさかのぼります。

語源はイタリア語の「マッケローネ(練り生地)」に由来するという説が有力で、同じ「小麦粉を練る」を意味する「マッコ」から派生したのが「マカロニ(パスタ)」です。

16世紀、イタリアからフランスへ嫁いだ王妃カトリーヌ・ド・メディシスが菓子職人を伴って渡仏し、その際にアーモンドを使った焼き菓子がフランス宮廷にもたらされたという逸話が残されています。

当時のマカロンは、2層タイプではなくアーモンド風味の素朴な丸い焼き菓子だったそうです。

フランス各地で独自の発展を遂げ、たとえばロレーヌ地方のナンシーでは、フランス革命期に修道女たちが作ったとされる「マカロン・ド・ナンシー」が有名です。

2層サンド型マカロンを初めて考案したのは、パリの老舗パティスリー「ラデュレ」です。

その後、「ピエール・エルメ・パリ」が革新的なマカロンを発表し、日本でマカロンの存在が市民権を得ました。ちなみに、ピエール・エルメ氏は独立開業前にラデュレの幹部を務めていたそうです。

マカロンの品質の決め手は、ピエ

マカロンには繊細な製造技術が求められるため、職人の腕前が問われます。

最も難しいのが、ピエと呼ばれる外側生地(コック)の周囲に作られるフリル状のひだです。ピエとはフランス語で「足」の意味で、まるで生地が自立するための“足”のように見えることから呼ばれるようになりました。

このピエが美しく均一に出るかどうかが、仕上がりを判断する重要なポイントとなっています。

ピエは正しいメレンゲの状態、適切なマカロナージュ、十分な乾燥、的確な焼成温度の条件が揃ったときに自然と現れるもので、工程管理の精度がものを言います。

ちなみに「マカロナージュ」とは、コック生地を潰して均一にする作業で、表面のなめらかさ、ピエの出方、内部の空洞の有無を決める、マカロン作りの独特かつ最重要工程です。

世界各地でローカライズされるフレーバー

“マカロンの代名詞”ともなっている「ピエール・エルメ」の代表作に、「イスパハン (Ispahan)」というローズ、ライチ、フランボワーズを組み合わせた鮮やかなピンク色の品種がありますが、マカロンのカラーリングとフレーバーは各国でローカライズが進んでいます。

日本でも抹茶、ゆず、黒胡麻など和素材との組み合わせでパティシエたちが腕を競い合っています。

Minimalならではのチョコレートマカロン

Minimalでも、定期便(CHOCOLATE ADDICT CLUB)限定で、チョコレートマカロンの新開発に挑んでいます。2026年には「シングルオリジン(単一産地)カカオ」にこだわった3種と、「副素材&チョコレート」2種で、全5種のチョコレート食べ比べを楽しめるセットが誕生しました。

実は中のフィリングにはクリームを使わず、あんこを取り入れるという和の発想を採用。

素材本来の風味を存分に引き出すためには、甘さを抑えることが欠かせません。しかし、単純に砂糖を減らすだけでは、マカロン特有のしっとりとした食感が損なわれ、固くなってしまうという課題がありました。

そこで私たちがたどり着いたのが、「あんこ」を取り入れるという和のアプローチです。あんこが持つ繊細な甘みと適度な水分を活かすことで、マカロンらしい食感を保ちながら、甘さの絶妙なコントロールを可能にしました。こうして、素材の個性が際立つ理想的なバランスの一品が完成したのです。

今後は新店のMinimal The Edition 仙川店にて常時販売予定ですので、ぜひお楽しみにしていてください。

太っちょマカロン?進化系マカロン「トゥンカロン」

マカロンの歴史を語る上で、いまや外せないのが韓国発祥の進化系マカロン「トゥンカロン」です。

韓国語で「太ったマカロン」を意味する「トゥントゥンハン・マカロン」が名前の由来。その名の通り、一般的なマカロンのイメージを覆す圧倒的なボリューム感が最大の特徴です。

トゥンカロンは、もはやお菓子の枠を超えた「映えるスイーツ」の代表格。
たっぷりサンドされたバタークリームの中に、イチゴが丸ごと一粒入っていたり、貝殻の形をしていたりと、そのデザインは自由奔放。

「上品なフランス伝統菓子」というマカロンの概念を、「遊び心あふれる贅沢スイーツ」へとアップデートしたのがトゥンカロンなのです。

 

長い歴史の中で姿を変えながら愛され続けてきたマカロン。
ぜひお気に入りのフレーバーを見つけて、幸せなティータイムをお過ごしください。 

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