Minimalがこの冬、新たにお届けするボンボンショコラ「The Four Hands Collection」※。その全容を開発担当の4名が語ります。
※バレンタイン催事のみでの販売です。販売場所一覧はこちら

4人の職人が、感性と技で創り上げる
「The Four Hands Collection」は、Minimalの4人の職人が1人1テーマで、新たなボンボンショコラを開発したこの冬の新企画です。
これまでのカカオ、そしてさまざまな素材との出会いを通して磨かれた発想から生まれた、全16種類。
素材に合わせてカカオ豆の選定から焙煎度合いやカカオ濃度まで細やかに検討を重ね、一粒ずつ手仕事で造り上げました。
Collection 1:スパイス&フローラル(担当:シェフ・奥野)
―スパイスで香りの変化を楽しめるボンボンショコラー

奥野
私は「スパイスとフローラル」をテーマに4種開発しました。
ハーブは今まで「チョコミントの生ガトーショコラ」はじめさまざまなスイーツでもお世話になっているニイクラファームさんより、他の素材も国産のシナモンなどこだわって選び、ボンボンショコラに仕立てました。

たとえば「ジンジャー×シナモン/Tanzania」は、噛むほどにクラフトコーラのような味わいが広がる不思議な一粒です。着想のきっかけは、スパイスとして国産シナモンを使いたいと思い、そこにジンジャーを合わせて独特のスパイス感を追求するところから造り始めました。
チョコレートはフルーティなタンザニア産カカオを合わせています。りんごのような果実の酸味が特徴です。この清涼感のある酸味にジンジャーのすっきりした辛味が加わり、シナモンの甘味に移り変わっていくことで、口の中でちょうどクラフトコーラのような風味が生まれます。
今回、スパイスを使った4種を手がけるにあたり、「香りの変化」を楽しんでいただけるボンボンショコラを目指していました。最初にチョコレートの風味が感じられ、徐々にスパイスの香りが余韻として広がるという、移り変わりを楽しんでいただけたら嬉しいです。
「スパイス&フローラル」
ローズマリー×蜂蜜/Peru
ジンジャー×シナモン/Tanzania
和ハッカ×黒糖/Ghana
クローブ×燻製カカオニブ/Ghana
【価格】2,200円(税込)/1箱(4粒入)

Collection 2: ナッツ&キャラメル (担当:パティシエ片岡)
―ナッツスイーツをフィーチャーしたボンボンショコラー

片岡
私は「ナッツ&キャラメル」のコンセプトで開発しました。
まずナッツ4種(くるみ、ピーナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ)を選び、それぞれの味わいを活かせるチョコレートを選んでいます。その際に、今までの経験を活かしてナッツ系のお菓子や料理をフィーチャーしてボンボンショコラに落とし込むという手順で発想しました。

たとえば、「くるみ×キャラメル/Ghana」は、タルトノア(くるみのタルト)というフランス・グルノーブル地方のお菓子をイメージして造りました。
タルトノアはくるみとキャラメルを合わせたアパレイユなので、くるみにキャラメルを混ぜてプラリネ状にしてトップにバタークッキーを乗せています。
今回はグルノーブル産のくるみを使っています。渋みが抑えられつつ油分が多い特徴があり、合わせるチョコレートを考えたとき、ナッツ系の香りとチョコレートらしい甘味のあるガーナ産カカオを選びました。
ガーナのナッツ系の香りとくるみの油分が合わさり、カカオの心地よい苦味も足されることで、タルトノアらしい濃厚さをカカオの風味で補うイメージで完成させました。
今回、「ナッツを極める」というテーマで創作を行いながら、自分のバックボーンであるフランス修行時代の引き出しもフル活用したものづくりになりました。
タルトノアなどの洋菓子を召し上がったことのある方にはその再現度を楽しんでいただけると思いますし、召し上がったことない方もナッツ×素材の組み合わせの楽しさを体験いただければ嬉しいです。
ぜひ催事イベントでお手に取っていただけたら幸いです。
「ナッツ&キャラメル」
くるみ×キャラメル/Ghana
ピーナッツ×醤油/Malaysia(ブロンド)&Ghana
アーモンド×アーモンド蜂蜜/Ghana&Malaysia(ホワイト)
ヘーゼルナッツ×爽涼みかん/Tanzania
【価格】2,200円(税込)/1箱(4粒入)

Collection 3: 和素材(担当:チョコレート職人・横山)
―和素材の意外な組み合わせを楽しむボンボンショコラー

横山
以前から「きなこ」を使ったボンボンショコラを造ってみたかったこともあり、テーマ決めの開発会議で提案したら、「和素材」の担当になりました。
私は使ってみたい和素材(きなこ、抹茶、柚子、味噌)を選ぶところから始め、その素材に合うチョコレートを考えるという順番で開発をしました。

「きなこ×黒糖/Malaysia(ホワイト)」の例で言うと、きなこを使いたいということがまず先にあり、「信玄餅」をイメージしながら当初は黒蜜とブロンドチョコレートを合わせていました。
でも試作してみると黒蜜もチョコレートもきなこに負けて存在感が消えてしまい、黒蜜のニュアンスをもっと持ち上げる方法を考えました。
最終的にホワイトチョコレートを造るときの砂糖を「黒糖」に変え、チョコレートから造り直す形にたどり着きました。イメージ通りの黒蜜感を引き出すことができたと思います。
今回、和素材を取り扱ってみて、素材としての風味の個性の強さを改めて感じました。
きなこを入れれば全部きなこの味になる主張の強さがあるので、チョコレートを決める工程は難航しました。合うはずだと思ったチョコレートが合わなかったり……。
最終的には「まったく新たにチョコレートを造ろう」というところに行き着いたので、挑戦のしがいがあったと思っています。ちょっと意外性のある組み合わせを目指して開発しましたので、新しい体験として楽しんでいただけたらと思います。
「和素材」
きなこ×黒糖/Malaysia(ホワイト)
抹茶×白あん/Madagascar(ミルク)
木頭柚子×蜂蜜/Peru
白味噌×山椒/Haiti(ミルク)
【価格】2,200円(税込)/1箱(4粒入)

Collection 4:フルーツ(担当・パティシエ内田)
―フルーツをマリアージュしたボンボンショコラー

内田
私は「フルーツ」のテーマで4種開発しました。
これまで五つ星ホテルやフランス洋菓子店で仕事をしてきたのですが、私はMinimalに入社してからまだ間もなかったので、まずはMinimalの各種チョコレートをじっくりテイスティング(風味評価)するところから考え始めました。
そして個人的な経験値と感性になってくるのですが、それぞれのチョコレートに対して「こういうフルーツが合うかな」と直感的に感じたものをチョイスしていく順番で発想しました。

たとえば、「パイナップル×凍頂烏龍茶/Ghana」は、ガーナ産カカオのナッツ系の香りに対して、お茶を合わせたいとまず考えました。
お茶も種類がいろいろあるのですが、烏龍茶の渋みと合わせたいと思い、試作してみました。ボンボンショコラに烏龍茶を入れるのは意外性も感じられて、うまくハマってくれたと感じました。
フルーツの選定は、アプリコットかパイナップルを検討したのですが、全4種のバランスの中で南国系の幅を入れておきたいと思ったこともあり、パイナップルを選びました。
パイナップルと烏龍茶とガーナ産カカオという、他に類を見ない組み合わせになりながら、甘酸っぱくトロピカルな風味とまろやかなチョコレートの甘味を凍頂烏龍茶の渋みで引き締めるという、心地よい調和の一粒に仕上がりました。
今回、私はチョコレートに重きを置いたといいますか、Minimalのチョコレートを大事にしながら他の素材を活かしていく造り方をしました。
今回の4粒は、過去に自分でもトライしたことないユニークな組み合わせのものばかりになりましたが、なかなか言葉で表現するのも難しいような香りのマリアージュをぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
「フルーツ」
パイナップル×凍頂烏龍茶/Ghana
ライチ×カカオパルプ/Madagascar(ミルク)
グリオットチェリー×トンカ豆/Ghana
ラズベリー×赤ワイン/Madagascar
【価格】2,200円(税込)/1箱(4粒入)

4人の職人が、ひとつひとつの素材に合わせてカカオ豆からチョコレートをつくり上げ、味わいを設計しています。
甘さを前面に出すのではなく、素材そのものの個性に寄り添い、その魅力が広がるよう仕立てました。
私たちにとっても新しい挑戦となるボンボンショコラです。ぜひ手に取って、素材とのマリアージュをお楽しみください。
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