【開発ストーリー】夏にふさわしいマンゴーとチョコレートを「ガトーショコラ ソフト -宮崎マンゴー-」

2025.06.13 #Minimal's Story & Report

夏季限定の「ガトーショコラ ソフト」は、2025年6~7月は、宮崎県産の高級マンゴーをふんだんに使った一品です。
開発秘話を、開発担当の片岡が語ります。


台湾名物“パイナップルケーキ”から着想

片岡
今年は高級素材の宮崎マンゴー(平均糖度15度以上)を栽培されている「長友農園」さんとご縁をいただきました。

実はこの「長友農園」さんの完熟マンゴーは、最高級品であるブランドマンゴー「太陽のタマゴ」とほぼ同規格です。

糖度15度以上・重さ350g以上という厳しい基準を満たしたブランドマンゴーと同等の最高級なマンゴーを使わせていただけるご縁に感謝しています。

このマンゴーをガトーショコラに仕立てるということで、イメージしたのは台湾の人気スイーツ「パイナップルケーキ」でした。

国産マンゴーとMinimalのチョコレートを使い、パイナップルケーキのようなコンセプトで商品開発できたらこれまでにない新しいものを生み出せるのではないかと考えました。

外側はクッキー生地でしっかり焼き上げ、中にチョコレートとマンゴーのマーブル生地と、完熟マンゴーをジャムに仕立てて包みました。

完熟マンゴーの香りを活かす構成

片岡
焼き菓子でマンゴーを扱う際に難しいのは、火入れのときに香りが飛んでしまうことです。

せっかく糖度の高い宮崎マンゴーを使うので、濃厚な甘味や旨味のような魅力を最大限に活かす方法を探りました。

まず、マンゴーの甘味を凝縮させるように、完熟マンゴーを砂糖で煮込んで糖度を上げてジャムに仕上げています。

そして、ガトーショコラ生地にもマンゴーを入れるため、フレッシュな果肉をピューレにしてからカラメルのように仕立てて生地に混ぜ込んでいます。バニラの香りも添えることで、甘味とコクを足しました。

ピューレのまま使うよりキャラメリゼすることで、生地の水分率を下げることができるのですが、味わいの面でも焦げの苦味も少し足せるため、ガトーショコラ生地として奥行きが出せると考えました。

構成のこだわりは、外側のクッキー生地

片岡
外側は硬めのクッキー生地で覆ったのですが、サクッとした食感を楽しんでいただくとともに、マンゴー生地の香りを封じ込める役割も担っています。

また、クッキー生地自体の味わいもしっかり感じていただけるように厚めに配置し、バターをたっぷり塗り、砂糖にはグラニュー糖を選ぶことでカラメル化されやすく焼き色をつきやすくしました。

これは、昔アメリカで流行した「ブルッキー」というクッキーの上にブラウニーを乗せて焼いたお菓子を参考にしています。

ガトーショコラ生地をクッキー生地で覆うという構成は初めて取り入れてみましたので、こだわったポイントでもあります。

チョコレートは、フルーティーなマダガスカル産カカオ

片岡
今回はマンゴーを主役に置き、チョコレートはアクセントとして位置付けています。

選んだのは、フルーティなマダガスカル産カカオです。マンゴーと相性のいい果実感のあるチョコレートを合わせました。生地の内側の上層部と、チョコレート生地の2ヶ所で使用しています。チョコレートとしてのコクもしっかりあるので、ケーキ全体として複雑性のある味わいに仕上げられたと思います。

食べたときの印象としては、最初にクッキー生地の食感とバターの風味がしっかり効いて、噛み締めていくごとにマンゴーとチョコレートの味わいが広がり、最後はマンゴーの甘味が余韻になる、という構成で設計しました。
 
 毎年チャレンジしている「夏でも楽しめるチョコレート」の一つの表現として、新しい形をご提案できたかなと思いますので、ぜひお楽しみいただければ嬉しいです。
 
▼「ガトーショコラ ソフト -宮崎マンゴー-」販売情報
【価格】3,990円(税込)
【発売日】2025年5月31日
※7月末頃までの販売予定
【取扱店】代々木上原店・麻布台ヒルズ店 

 

#Minimal's Story & Report

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