【Minimalをめぐる、10の言葉】その7「カウンターカルチャー」

2025.03.19 #Minimal's Story & Report

お菓子とも高級品とも異なる、
第3の嗜好品。

カウンターカルチャーのスピリット

カウンターカルチャー(対抗文化)とは、既存の文化・体制に対抗する反骨精神を指します。

既成概念にとらわれない“クレイジー”な人々の美意識と哲学が常に世界を前進させてきました。

この姿勢にMinimalも深く共鳴し、ブランドの細部に息づいています。

大量生産や画一的な味わいへのアンチテーゼ、西洋発の製法に対する引き算の製法、カカオ豆を刺身で出す、フレーバーを尖らせる、製造機械のイノベーション、カカオ生産者との関係など、既存のメインカルチャーとは一線を画し、新しい方向性を見出していく挑戦を続けています。

 

既成概念に捉われない発想

Minimalのチョコレートは、従来のチョコレートで常識とされている業界慣習を疑うところからスタートしました。

「チョコレートは口どけよくないとダメ?」「板チョコレートは銀紙で巻くのがベスト?」「板チョコレートのデザインは同一形状のグリッドなのはなぜ?」「大量生産ではなく、店舗で少量製造(スモールバッチ)するとどうなる?」など、チョコレート業界では誰も行わなかった挑戦に着手しました。

美味しさは追求しながらも、新しさを更新する挑戦は創業10年を経た今も続いています。


 

“美味しい”を更新する、第3の“新しい”チョコレート

Minimalではチョコレートを「嗜好品」として再定義したいと考えています。

大量生産品の「お菓子」とも、ショコラティエブティックの「高級品」とも違う、カカオという素材に寄り添った第3の方向性として「嗜好品」というジャンルを目指しました。

嗜好品とは、歴史的にはアルコール類が担ってきた領域で、やがてコーヒーやお茶や葉巻などに代替される形で広がりました。

文化的背景を背負う、軽度の薬理効果を伴う(食事と薬剤の中間品)、情緒的価値(気分の醸成)が付与される、個人の嗜好性(好き嫌い)がはっきりと出る、コミュニケーションを円滑にする(Hubになる)などさまざまな要件がありますが、「美味しい」の定義を更新するような「新しいチョコレート」を示して行きたいと考えています。

#Minimal's Story & Report

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