暑い夏は、冷たいビールがより美味しく感じる季節ですね。
「チョコレートに合わせる飲み物」といえば、コーヒーや紅茶を思い浮かべることが多いですが、この夏、ビールはいかがでしょうか。
ビールの銘柄とチョコレートの相性を注意深く選べば、意外な組み合わせを美味しく楽しむことができます。その考え方やコツをご紹介します。
秘訣1 | 合わせやすいのは、エールビール
ビールは大きく分けて、「ラガービール」と「エールビール」があります。
発酵の工程で、酵母が麦汁のタンクの底に沈む「下面発酵」をラガー(LAGER)と呼び、喉ごしやキレ味が特徴です。
反対に、酵母が麦汁の表面に浮き上がる「上面発酵」をエール(ALE)と呼び、濃厚な香りを楽しめる特徴があります。
ラガービールは、ゴクゴクと飲める爽快さがありますが、チョコレートと合わせると一気に洗い流されやすい恐れがあります。
そこでおすすめするのは、飲み口がソフトで芳醇な「エールビール」です。
秘訣2 | フルーティの成分で合わせる
一般的にビールの主な香味成分は、苦味と酸味です。
チョコレートは、苦味と甘味であるため、基本的には苦味の質やボリュームを合わせて両者を選んでいきます。
エールビールには、フルーティな香りをまとわせている銘柄が多くあり、チョコレートにもフルーティな風味の銘柄が多くあります。上級編になりますが、両者のフルーツの質で合わせると、新たな風味を生む「創造」効果のペアリングに出会えるかもしれません。
Minimalでは、カカオの果肉「カカオパルプ」を使ったフルーティなオリジナルビール「カカオパルプエール」をご用意しています。
苦味は控えめで、果肉由来の甘さを爽やかに楽しむことができるため、フルーティな板チョコレートとの相性が抜群です。
チョコレートとビールを合わせることで、ビールで味の変化を楽しみ、ビールの世界をぐっと広げられます。
ぜひ、ピッタリとハマるペアリングを探してお楽しみください。
秘訣3 | 先にチョコレートを一口、次にビールを一口
フードペアリングには、3つの方向性があります。
1つめは、フードとドリンクの共通項で風味を高めあう「相乗」効果。
2つめは、一方の味がもう一方の味を強める(または弱める)「相対」効果。
3つめは、フードとドリンクでまったく新たな風味を生み出す「創造」効果。
先にチョコレートを食べてから、同量のビールを口に含ませ、口内でゆっくり混ぜ合わせます。
この順序が逆になってしまうと、ビールで口内温度が下がり、チョコレートの溶け出しが弱まってしまいます。
この夏限定の「ビールに合う板チョコレート」
Minimalでは、この夏限定で“ビールとのペアリング”のための板チョコレート「SEASONAL アルアコ73%」を開発しました。
フルーティな風味の「'Arhuaco(カカオ濃度65%)」と、同銘柄のカカオマス(カカオ濃度100%)を2層でレイヤードしています。
カカオマスの心地よい苦味をダイレクトに感じながら、果実味が特長の'Arhuacoで、セミドライレーズンやオレンジピールのような甘い香りを楽しめます。
この一枚には、エールビールやホワイトエール(小麦由来のビール)によく合いますが、ベストマッチする特製のカカオビールが、T.Y.HARBOR Breweryとの共同開発による「カカオパルプエール」です。
爽やかなカカオの果肉(カカオパルプ)を使った、新感覚のフルーツビールです。
「SEASONAL アルアコ73%」と合わせることで、柑橘の印象とビールの酸味が持ち上がり、まるでマスカットのような風味が口内に生まれます。
ぜひこの夏、チョコレートをビールと合わせて楽しんでみませんか?
▼商品情報
「SEASONAL アルアコ73%」
価格:1,590円(税込)
販売店舗:オンラインストア・富ヶ谷本店・麻布台ヒルズ店