生チョコレートのパッケージデザイン
Minimalのデザインコンセプトはブランド名の通り「ミニマルデザイン」。シンプルで素材感のある洗練されたデザインを目指し、その構成要素は文字通りミニマルにしながら、きちんと商品ごとの特徴が落とし込まれることを意図しています。
手間味噌ながらMinimalらしい味わいのOnly Oneな生チョコレートができたと思っています。
実は今回のパッケージは、味わいに辿り着くまでの素材や製法へのこだわり、そして生チョコレートの特徴を伝えるため、随所にこだわりながら、さらに普段のデザインでは使わない要素を加えて仕上げました。
生チョコレートのテーマは「素材を活かした大人の生チョコレート」
コロンビア産の上質なカカオ豆を使って、生チョコレート専用に造ったシングルオリジンチョコレートを使っています。
滑らかでリッチな生チョコレートの特徴を残しながら、カカオ豆が持っている深いコクや微かな酸など複雑で心地よい余韻が特徴です。思わずお酒が欲しくなるような軽やかで素材が活きた生チョコレートです。
お客様からも「あっ、この生チョコレートはMinimalのチョコマニアぶりを感じる(笑)美味しい!」と嬉しい感想を頂いています。
試行錯誤の末に完成した生チョコレートの「Minimalらしい味わい」をパッケージ全体でも感じて頂けるようなデザインにしたいと腐心しました。
生チョコレートを感じる構成要素をデザインに落とし込む
構成要素として3点がポイントになっています。
Minimalのデザインレギュレーション
ロゴ、シンプルな英文、余白の基本構成と、そこに加えた大きな写真
生チョコレートの特徴
良質なカカオ豆、シングルオリジンチョコレート、滑らかでリッチな食感、職人のこだわり、複雑で深い余韻などを伝える銀箔とニス
生チョコレートの雰囲気
上質で洗練された大人の生チョコレートを伝えるモノトーンの写真
Minimalのデザイン
まず基本となるミニマルデザインに則って、ロゴとシンプルな英文をベースになります。加えてMinimal初となる生チョコレートの存在感としずる感が外箱から伝わるにようにと考えて、写真を採用しました。
ロゴ、英文、写真をどのように配置するかを考えたのですが、今回のデザインでの特徴は余白です。
これまでは余白を十分にとって、より洗練されたシンプルなミニマルデザインを際立たせることが多かったのですが、今回は主役である生チョコレートの写真を大胆に配置しました。
生チョコレートの特徴を表す
特徴を語る上で外せないのは、厳選したカカオ豆という良質な素材を使っているということこと。そして通常とは異なり滑らかなチョコレートを使っているということ。
素材感やテクスチャー感を伝えたいと考えて、選択したのは、銀箔とニス。
銀箔でロゴやテキストを表す事で上質な素材感を出しました。加えて写真の部分をニスの厚盛加工に。触ったときに外箱の紙の質感と写真部分のニスの感触に違いを出すことで、ものづくりの素材感と滑らかなくちどけのテクスチャー感を演出しました。
少し余談ですが、銀箔とニス加工は印刷の価格がぐんと上がります。商品価格を考えるとまず選択出来ない加工手法ですが、素材へのこだわりや、職人の想いと手間暇、生チョコレートのテクスチャー感を表したいと考えた時、銀箔とニス加工以上の方法は無いと考えましたので、原価的には非常に厳しくなりましたが、採用をしました。
素材や職人、プロダクトに敬意を払い、細かな部分にまで出来る限りのこだわり続けたいと思う私たちなりのこだわりです。
生チョコレートの雰囲気
生チョコレートは、思わずお酒が欲しくなるような複雑でコク深い余韻をお楽しみいただけます。甘さやクリームの油分の重たい余韻ではなく、上質で洗練された大人な味わいです。
その雰囲気をパッケージで出すために、紙の色は落ち着いた色の組み合わせにしています。
外箱はグレーに、内箱は黒地にすることで落ち着いたトーンにまとめました。また外箱をスライド式にして、内箱の黒地をコントラストのあるスリットで見せることで、ワンポイントの遊び心と全体の印象を引き締める演出をしました。
最も議論になったのは写真の色です。
生チョコ感を出すためにはカラーの方が良いのでは?と喧々諤々の議論になりました。
結果はモノトーンにしました。理由は、生チョコレート自体の雰囲気がシックで上質、凛として媚びない味わいであるため、その雰囲気を出したかったという事です。
実際にモノトーンとカラーで試作をつくって検討したのですが、やはり自分たちのブランドのこだわりを大切に、モノトーンを選択しました。
Only Oneなプロダクトとデザイン
今回初めての生チョコレートを造るために職人チームは数百を超える試作を繰り返しました。その努力の末に完成した逸品をしっかりと体現するパッケージになったのではないかと思います。
当然、バレンタイン・ホワイトデーに売れる色彩豊かなデザインを選択することもできましたが、ブランドの背景やトーン、プロダクトの香りや味わいが伝わることを大事にして、私たちのこだわりを優先しました。
結果としてOnly Oneな生チョコレートが完成したのではないかと思っています。生チョコレートを食べる時にそんな事にも想いを巡らせてみて頂ければこんなに幸せな事はないです。
Minimalの生チョコは凄くカカオの香りが広がる。果実感が半端ない!究極の生チョコだ。今まで食べた生チョコは、洋酒だったり、生クリームだったりが主張が強くて本来のカカオの味が隠れていた。チョコが濃いというより、カカオが濃い!って思った。 pic.twitter.com/rcwNLBPY6z
— あっこ (@Akikopooh123) 2019年1月24日
なんと早速憧れのMinimalの生チョコをいただきました😭😭😭 ビターで上品で滑らかで、、、風邪が治ったのではないかと思うくらい美味しかったです🤤本当にありがとうございます!ご馳走さまでした😍 #感謝 #Minimal #生チョコ pic.twitter.com/UrP620KZaH
— のろちゃん@デジタルマーケター(休暇中) (@216E45) 2019年1月13日
生チョコレート
ナッツ系でコク深い、コロンビア・トゥマコ産カカオ豆を使用。 素材由来のリッチな香りをお楽しみいただける、なめらかで濃厚な生チョコレートに仕上げました。
口に入れた瞬間に広がる幸せな香りと、心地よい余韻、そしてこだわり抜いたパッケージもお楽しみください。
2,700円(税込)/内容量:9粒
「送料無料」でお得な3箱セットもご用意しています。