「’Arhuaco」数量限定&バレンタインパッケージで新登場

2019.01.22 #Products

Minimalのシグニチャーライン「'XXX(プライム)」から、コロンビアの先住民アルワコ族がつくる希少なカカオ豆のシングルオリジンでお作りした「’Arhuaco」が新発売となります。

昨年、白ブドウのような風味が特徴の「’Arhuaco」を販売していました。今回も同じ産地のカカオ豆を使用していますが、全く異なる新しい風味のチョコレートに仕上がりました。

数量限定で2カ月間ほどの販売を予定しているので、今回は特別に「バレンタインパッケージ」でご用意しています。

(不要の方は通常パッケージでお届けいたしますので、お申し付けください)

今回発売する「’Arhuaco」は、ビスケットのような香ばしい風味が特徴の一枚です。同じ産地でも風味の違うチョコレートに仕上った製造秘話をご紹介します。

 

コロンビアの先住民族「アルワコ族」のカカオ

元々、コロンビアには“タイロナ族”という一つの民族が住んで、古いカカオやコカを植えて生活していたそうです。

しかし、スペイン人の侵攻により、その80%が虐殺に遭ったという歴史があります。その中でも、カカオの栽培を捨てて山奥へと逃げ込み生き延びたのが、今回のカカオを栽培している”アルワコ族”です。

アルワコ族は、山頂が一年中雪で覆われるシエラネバダという山の山岳地帯で暮らしています。

(写真提供 CACAO HUNTERS®)

カカオは平地で栽培されることが多く、60か国以上あるカカオの生育地の中でも、山でのカカオ栽培が見られるのはコロンビアとエクアドル、ペルー、ボリビアくらいだと言われています。

アルワコ族が山の中で栽培しているカカオは、収穫された後、ラバの背に載せて麓まで約8時間かけて運ばれていて、まだ収穫量の少ない希少なカカオです。

このアルアコのカカオ豆は、”複雑な風味と柔らかい味わい、そしてカカオバターが甘い”ことが特徴です。

以前のカカオ豆は、フルーティな印象が強いのが特徴でしたが、今回のカカオ豆は酸味が減っていました。

そこで「カカオ濃度」と「焙煎」を調整することで、カカオバターの甘さを活かし、複雑で柔らかく甘味のあるようなナッツ系のフレーバーを目指しました。

 

柔らかい甘味と香ばしさを引き出す「カカオ濃度」と「焙煎」

以前までの「’Arhuaco」ではフルーティーな酸を活かすため、砂糖を少し多めに使用して、果実のような風味を引き出していました。

今回の「’Arhuaco」は、カカオバターが持つカカオ由来の甘みや、ナッティな風味を存分に味わってもらうために、砂糖は今までより少なくしてカカオ濃度71%に仕上げました。

また、焙煎についても調整を重ねました。 果実感を引き出すときには浅煎りにすることが多いですが、今回は果実感よりも香ばしさを引き伸ばすようなレシピにするため、深いコクやスパイスのようなを風味を狙い深煎りを試しましたが、このカカオ豆からはそのようなキャラクターは出てきませんた。

そこで中煎りで試作を繰り返したところ、ビスケットのような香ばしさや熱を入れた果物のような風味、そしてカカオバターの甘味が引き立ったとてもバランスの良い味わいに仕上がりました。

 

 

バレンタインに贈ってほしい特別な一枚

今回数量限定でこの時期にお作り出来ましたので、バレンタインパッケージでご用意しています。チョコレートのレシピを書いた水色のカードの上に、バレンタイン限定カードを差し込んだ限定デザインです。

「’Arhuaco」は、多くの人に愛されるビスケットのような食べやすさがありながらも、まるで洋梨ソテーのような火を通した果物のような甘味のある複雑な味わいのある特別な一枚です。

ご自身用はもちろん男性スタッフにも人気の味わいなので、ぜひバレンタインにも贈っていただきたい一枚です。

『'Arhuaco』
ビスケットのような香ばしい香り。
洋梨ソテーのような甘い香りとチョコレートらしい深い甘味。
カカオ産地:コロンビア
カカオ割合:71%
販売価格:1,620円(税込)
取扱店舗:富ヶ谷本店、銀座店、東武池袋店、白金高輪店、オンラインショップ、各催事でも

(通常パッケージでのお届けも可能です。ご希望の場合にはお申し付けください)

 

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