Minimalのメンバーシッププログラム「Minimal Collective」の最上級会員(Impact 6)のお客様をご招待し、今年も特別なイベントを4日間開催いたしました。
毎年恒例となっているこの集いに向け、Minimalの社員が総出でお客様をお出迎え。
都内のMinimal工房オフィスにて、この日のためだけに用意した特別な“チョコレートコース”を振る舞わせていただきました。
日頃の感謝をこめた、Minimalならではのチョコレート尽くしのメニューをゆっくりとお楽しみいただいた当日の様子をレポートします。
まずは代表の山下から日頃の感謝を伝える挨拶があり、今回のコースについて以下のような説明がありました。

「今回のコース全体のテーマは『Chocolate as Origin(カカオの起源)』。
私たちが普段親しんでいるチョコレートの姿に至るまでの長い歴史を、時系列に沿って紐解いていきます。
『飲むチョコレート』という原点から、産地の個性を味わうタブレット、そして多彩な素材との組み合わせによる発展まで、カカオの進化の軌跡を五感で体感していただく特別な旅の始まりです。」
1. チョコレートの原点「ショコラトル」
前半の3品は、エンジニアリングディレクターの朝日よりご案内させていただきました。

まずは、チョコレートの起源である「飲み物」としての歴史を、現代的なアプローチで再解釈した一品から。

中南米の古代文明で神聖なエナジードリンクとされていた背景をイメージし、タンザニア産カカオのスパイスチョコレートアイスを使用した「ショコラトル」をご用意しました。
ブラッドオレンジの鮮やかな赤い色調とスムージーのような質感が特徴で、まずはアイスをそのまま、次に全体をよく混ぜることで香りと食感の変化をダイナミックに楽しめます。
2. 板チョコレート ― カカオの個性を楽しむ時代

19世紀の技術革新によって誕生した固形チョコレートの文化を、産地や製法の異なる3種のタブレットで比較していきます。
ヘーゼルナッツのような香ばしさが広がる深煎りの「ナッティ(フィリピン産)」、ラズベリーを思わせる爽やかな酸味に驚かされる浅煎りの「フルーティ(マダガスカル産)」、そしてジャスミンのような甘い香りを放つ「セイバリー(コロンビア産)」が登場しました。
カカオが果実の種であることを実感させてくれる、現代クラフトチョコレートの真髄とも言える多様な個性を一堂に味わう贅沢な時間です。
3. Chocolate × Something ― 素材との出会いによる発展

カカオがさまざまな素材と出会い、味わいを拡張してきた進化の歴史を3つの小菓子で体験していただきます。
19世紀初頭にイタリアで生まれたナッツと組み合わせた「ジャンドゥイヤ」、19世紀後半のフランスで発展した生クリームと乳化させた滑らかな「ガナッシュ」、そして1930年代に誕生したココアバター主体の「ホワイトガナッシュ」が並びます。
時代ごとに新しい表情を見せてきたチョコレートの柔軟性と、素材との相乗効果による豊かな満足感が口いっぱいに広がります。
4. パフェ カカオジャーニー

ここからはシェフ奥野による、進化したチョコレートのパーツを複雑に組み合わせたデザートの世界へと進みます。
テーマは「カカオジャーニー」で、アジア・中南米・アフリカの計6産地のオリジナルチョコレートを各パーツに贅沢に使用し、グラスの中で世界一周の旅を表現しました。
上部のインド産やマレーシア産から、終盤のマンゴーのトロピカルな甘み、レモングラスの爽やかさ、ペルー産の華やかなソースが重なり合う心地よい余韻まで、軽やかに駆け抜ける構成です。

当日のペアリング
アルコール: マスカットとプラムのリキュールソーダ(果実感と酸味の完全な調和)
ノンアルコール: シャルドネの白ブドウジュース(ブドウの甘みでチョコレートを引き立てる)
5. チョコレートバーガー
Minimalの新たな挑戦として登場したのは、チョコレートを「調味料」として捉えたメキシコの伝統料理「モレ」をアレンジした驚きのバーガーです。

アンチョやチポトレなど4種の乾燥チレ(唐辛子)やスパイスに、力強いコクのガーナ産とフルーティなペルー産カカオのチョコレートを絶妙なバランスで煮込んだ特製ソースが主役。
牛ひき肉100%のジューシーなパテにこの奥深いモレが絡み合い、スイーツとは一線を画す「料理としてのチョコレート」の底力をまざまざと見せつけられます。

当日のペアリング
アルコール: パルプエール(心地よい苦味と炭酸のシュワシュワ感)
ノンアルコール: 伊良コーラ(スパイス感と爽快なキレ)
6. スフィアデセール
Minimalのシグニチャーであるコロンビア産カカオ「アルアコ」の、ブドウのような果実感と白い花の香りを最大限に活かした球体(スフィア)のデザートです。

美しいチョコレート球体の中には、ムースケーキ、マスカットリキュールのグラニテ、全粒粉クランブルなどが緻密に閉じ込められています。

仕上げにお客様の目の前で温かいプラムリキュールのソースをかけることで、アルアコの華やかな香りが一気に開き、冷気と熱気が混ざり合う五感の感動を演出します。

当日のペアリング
アルコール: Natan葡萄酒醸造所 「踊りこ」(無濾過ならではの滋味深さが甘さを持ち上げる)
ノンアルコール: メルローグレープジュース(アルアコの持つブドウフレーバーとの同調)
7. ミニャルディーズ(小菓子)
コースの締めくくりには、Bean to Barブランドとしてのアイデンティティが詰まった、カカオからチョコレートへの製造工程を表現した3品が登場。

カカオパルプの瑞々しい甘酸っぱさを凝縮した【果実】のゼリー、焙煎されたニブの心地よい食感と酸味を楽しむ【豆】のメレンゲ、そしてカカオ由来のベリーのような風味を焼き菓子にした【チョコレート】のディアマンクッキー。
1つのカカオが形を変えていく驚きと豊かな余韻に浸りながら、東京のニイクラファームさんのフレッシュなハーブを用いたブレンドハーブティーとともに温かに幕を閉じます。

カカオの起源から現代の緻密なデザート、そして未来を見据えた料理としての表現までを駆け抜けた今回のチョコレートコース。
最上級会員の皆様の温かい笑顔に包まれ、私たちスタッフ一同にとっても、カカオの新しい可能性を皆様と共有できるかけがえのない時間となりました。
Minimalはこれからも、皆様の想像を超える感動と驚きに満ちたカカオ体験をお届けできるよう、飽くなき挑戦を続けてまいります。
また次回の特別な集いで、皆様と深い余韻を分かち合える日を心より楽しみにしています。




お客様のご感想をご紹介
「ここでしか味わえないカカオとチョコレートの表現が存分に楽しめるのが素直に嬉しく、またMinimalの新たなチャレンジを先取りすることができる興味深さもあります。」
「料理がおいしく、現地でしか味わえなかったり、できない体験ができてよかったです。スタッフの方のお話もとても楽しく興味深かったです。」
「スタッフ全員がこのイベントに、多大の時間と労力をかけて準備されているのが良く分かるドリンク、お料理とデザートだった」
「他ではできない貴重な体験でした。Minimalの方々や他のお客様との交流も楽しかった」
「あんなにも美味しいチョコレートを贅沢に食べたのは生まれて初めての体験でした。もともとminimalのチョコレートは大好きでしたが、より好き度が増しました。」
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