JOURNAL

新政酒造×Minimal 類を見ない唯一無二の逸品。「陽乃鳥」を使ったチョコレートに“白麹甘酒”とカカオパルプを合わせた「生チョコレート -新政酒造陽乃鳥-」

2022.12.23 #Products

新政酒造とコラボレーションし「生チョコレート -新政酒造陽乃鳥-」をオンラインストアでは2022年12月29日より、店頭では2023年1月27日より発売します。新政酒造の貴醸酒である「陽乃鳥」を贅沢に使ったチョコレートに、Minimalの職人が新政酒造で仕込んだ麹から仕上げた酸味のある“白麹甘酒”とカカオパルプを使ったパート・ド・フリュイ（ゼリー）を合わせた、他に類を見ない唯一無二のチョコレートです。

Minimalと新政酒造、お互いのクラフトマンシップが昇華し完成した唯一無二の逸品

Minimalと新政酒造とのコラボレーションの歩みは、2021年に発売された「生チョコレート -新政 No.6 X-type 2019-」から始まりました。お互いのもつクラフトマンシップが昇華し、チョコレートと日本酒のさらなる可能性を実現したコラボレーションは、毎年チョコレートファン、そして日本酒ファンからも反響を呼んでいます。

3年目となる今回は、これまでの経験と知識、そして職人の飽くなき探究心と創造的な発想により、第一回、第二回のコラボレーションを凌ぐ類を見ないチョコレートが完成しました。
実はチョコレートも日本酒も「発酵」という製造プロセスの共通点があります。日本酒と同じく、チョコレートも酵母の力によって発酵させて完成するもの。今回はそのプロセスの融合とも言える逸品となりました。

今回このチョコレートの開発において、白麹甘酒をつくるためにMinimalの職人が新政酒造を訪ね、白麹の仕込みをおこないました。新政酒造の蔵人から知識を得ることはもちろん、知識だけではない新政酒造の気配や趣、佇まいを直接職人が肌で感じることは、このチョコレートの完成に不可欠でした。ものづくりの真髄とも言えるコラボレーションをぜひ体験してください。

貴醸酒「陽乃鳥」を贅沢に使用した下層部

「陽乃鳥」は、一般的な日本酒の製法によらず、革新的で大胆な手法を用いて醸される新政酒造の”P RIVATE LAB”のひとつです。仕込み水の一部を酒に置き換えて仕込まれた貴醸酒であり、軽やかな酸味をもちつつ、濃厚で甘みが強いことが特徴です。Minimalでは2019年から、Minimal The Baking 代々木上原店にて、ガトーショコラと陽乃鳥のペアリングをご提供しており、特徴の理解度や活かし方が深まっています。

今回使用した陽乃鳥の醸造年度は令和3年（2021－2022年）であり、りんごの蜜や白餡、シナモンやバニラといった複雑で華やかな上立香をもっています。
この複雑な香りとともに濃厚な甘味と酸味をもつ陽乃鳥に、強度の近い甘味と果実のような特徴的な酸味をもつタンザニア産カカオ豆からお造りしたチョコレートをあわせることで、お互いの個性が衝突することなくバランス良く主張する仕上がりになりました。

ものづくりの真髄にふれる。新政酒造でMinimalの職人が麹から仕込み完成した上層部

今回上層には、Minimal職人自ら仕込んだ麹からできた酸味と旨味をもつ白麹甘酒と、希少なカカオの果肉であるカカオパルプから成る、酸味とコクを感じるパート・ド・フリュイを使用しました。

日本酒もチョコレートも完成するまでに発酵の過程を要します。白麹とカカオパルプは、それぞれその発酵の基になる素材と言えます。この発酵の過程に必要不可欠な素材からなるパート・ド・フリュイ部分と、発酵の過程を経て完成した日本酒とチョコレートをあわせた下部。チョコレートと日本酒の出会いは必然であったのかと感じさせるこの共通プロセスの融合による、今までにない全く新しい味わいのチョコレートです。

▼販売情報

【価格】3,990円（税込）
【発売日】
オンラインストア：2022年12月29日（木）
店舗：2023年1月27日（金）
※なくなり次第終了
【販売チャネル】オンラインストア、富ヶ谷本店、代々木上原店

【コラボレーションイベント】Minimal×新政酒造インスタライブ開催

発売を記念して、新政酒造 8 代目佐藤祐輔氏と Minimal 代表山下で今回のコラボレーションの背景、開発秘話などを語ります。ものづくりをする二人の目指す姿なども赤裸々にお話する予定です。インスタライブ形式でどなたでも視聴いただけます。

【配信日時】
2023年 1 月 9 日(月)20 時～予定 ※時間が前後する可能性がございます

【配信元】
Minimal Instagramアカウント
https://www.instagram.com/minimal_beantobarchocolate/?hl=ja
新政酒造佐藤氏Instagramアカウント
https://www.instagram.com/aramasayamayu/?hl=ja

“飲む伝統文化” 新政酒造

新政酒造は、90年以上前に自社内にて発見された「６号酵母」による純米造りのみをモットーとしております。
また、江戸時代の伝統製法である「生酛」のみの醸造に徹しております。さらに45本もの木桶を所有するなど、
日本酒造りの本質を常に追い求めています。

酒造りのみならず、原料米の入手においても近年は深いこだわりを見せており、秋田市はずれの「鵜養」地区では24町歩以上もの圃場にて、無農薬栽培を推進しております。

なお、新政酒造自身が運営する自社田は、そのうち７町歩以上を占め、現在も拡大しています。
なお、早ければ来年には全量が「木桶仕込」となるほか、自社敷地内に木桶造りの伝統を継承するための「木桶工房」が建設される予定です。
新政酒造は日本の伝統発酵文化の保護・育成・継承にこれからも邁進してゆきます。

※撮影／堀清英

新政酒造8代目佐藤祐輔氏

※撮影　船橋陽馬(根子写真館)

素材と製法を探求するチョコレートの職人チーム
「Minimal - Bean to Bar Chocolate -」

Minimal は世界のカカオ産地を訪れ良質なカカオ豆から職人が一つ一つ手仕事でチョコレートの製造をしています。「丁寧にシンプルに、最高の素材を活かし香りを最大限に引き出す」という原点に真摯に、イタリアの三ツ星レストランやフランスの M.O.F.パティスリー、国内外のトップパティスリーで腕を磨いてきた職人達が切磋琢磨する、チームワークでMinimalのチョコレートやスイーツをつくります。

素材のカカオは現地で発酵・乾燥作業の研究やレクチャーを行い、カカオ農家と一緒に高品質高単価に適うフレーバーの開発を行います。プランテーションの名残があるカカオ産業のサステナブルな経済的自立を目指し、技術支援やフェアでエシカルな取引を行います。2019 年は JICA の ODA 案件化調査プロジェクトでニカラグアにおいてカカオの調査を行いました。

素材を活かす“引き算”の思想と独自製法により、国際品評会で 6 年連続 65 賞を受賞。基本に忠実に、一方で伝統や手法にはとらわれない自由な発想で皆さまの生活に彩りを加える「こころに遺るチョコレート」をお届けしたいと思います。