【2025年開催】Minimal Collective(Impact 6)特典「コースで楽しむチョコレートデセール」レポート

2025.08.05 #Event

Minimalのメンバーシッププログラム「Minimal Collective」の最上級会員(Impact 6)のお客様をお招きし、都内のMinimal工房オフィスにて“チョコレートコース”をご提供させていただきました。

この会は、2023年より毎年開催している、Minimalにとって特別な恒例行事です。
日頃からMinimalのチョコレートを深くご愛顧くださっているお客様に、感謝の気持ちを込めておもてなしをさせていただく場として、スタッフが総出となって心を込めて準備をしています。

今年も、特別なお客様をお迎えし、Minimalの世界観を存分に味わっていただけるひとときをご一緒させていただきました。

フランス菓子をベースとした、今までにないメニュー

今年のテーマはフランス菓子。
フランス菓子に敬意を払いながら、Minimal が世界各地で選び抜いたシングルオリジン・チョコレートを軸に再構築した全7皿をシェフ・奥野がご用意しました。

昨年のコースに参加された方にも、今年初めての方にも、驚きをもって楽しんでいただける内容になるようご用意いたしました。

代表山下やシェフ奥野はじめ、スタッフ全員がご挨拶させていただき、いよいよコースがスタートです。

カカオ本来の個性を活かした全7皿のコースがスタート!

テーブルに並ぶ見慣れた板チョコレートのパッケージに入っているのは、今回のコースメニュー。

開封の儀をして、いよいよコーススタートです。

00 ウェルカムドリンク

0品目として、メニュー外のウェルカムドリンクからスタートです。

ノンアルコールのスパークリングワインに、炭酸とカカオの果肉《カカオパルプ》を合わせています。
ライチを思わせる南国フルーツの香りに、きめ細かな泡が弾けて胃を静かに目覚めさせてくれます。

01 ギモーブ

1品目は、2種のギモーブをご用意しました。

ギモーブは一見マシュマロに似ていますが、製法や材料が異なり、フルーツピューレや砂糖、ゼラチンなどを使い、卵白は使わず、煮詰めたピューレをミキサーで泡立てて作ります。口に入れた時のしっとりとした柔らかさと、ふわっととろけるような食感が特徴です。

今回ご用意した2種は、どちらもカカオの果肉「カカオパルプ」を用いています。

カカオパルプの爽やかな酸味に、ハイビスカス由来の赤い果実のような酸味を重ね合わせた軽やかな赤いギモーブと、タンザニア産カカオのチョコレートを用いた、青リンゴを思わせる味わいと酸味が特徴の白のギモーヴ。酸味の重なりによる、新たな味わいを表現しました。

02 サバラン

2品目は、'Arhuaco(アルアコ)チョコレートを使ったサバランです。

サバランとは、ブリオッシュに洋酒入りのシロップを染み込ませたケーキのことです。

今回は、ココアパウダーを練り込んだブリオッシュ生地をじっくり焼き、エルダーフラワーのリキュールをベースにしたフローラルな香りのシロップをたっぷり染み込ませています。

コロンビア 'Arhuacoのチョコレートを使ったバタークリームにラムレーズンを忍ばせることで、コクのある甘さの中に奥行きを与えています。

トップの国産バレンシアオレンジのシロップ漬けとホワイトチョコレート細工が、香りと食感に軽やかなアクセントを添えます。
チョコレート、果実、花の香りが織りなす、味わいの融合をお楽しみください。

※ペアリング
アルコール:エルダーフラワーソーダ+ラム
ノンアル:エルダーフラワーソーダ

03 スープ

ここで季節の涼をお届けします。主役は茨城産「優香」の青肉メロンです。

青肉メロンにカカオハスク(カカオ豆の殻)を焙煎して抽出した「カカオティー」をわずかに加えました。メロンの香りを引き立てながら、後味にほのかなロースト香を感じられます。

さらに、ジンのジュレとトニックウォーターのグラニテで、キレのある清涼感と香りのレイヤーをプラスしました。

ホワイトチョコレートとマスカルポーネ、バニラビーンズを合わせたクリームを合わせて、甘さを控えつつ滑らかな質感とコクで全体を包み込みました。

04 ヴァシュラン・グラッセ 

続いて登場するのは、ヴァシュラン・グラッセ。

ヴァシュラン・グラッセとは、メレンゲとアイスクリーム、生クリームなどを組み合わせた冷たいデザートです。

今回は、完熟マンゴーとキャラメリゼしたパイナップルとキャラメルの甘みが広がる一皿に仕立てました。

隠し味は「月桃」と、メレンゲに用いた「ピパーツ」です。月桃ははほんのりジンジャーやカルダモンに似たスパイシーな香りが、ピパーツはシナモンのような香りややこしょうのような辛みがトロピカルな甘さを持ち上げます。

ソースには  ペルー産チョコレートを使用。果実の甘みとバランスよく調和し深みのある奥行きを出します。

※ペアリング
ノンアルコール:フランスボルドー産メルロー種100%のぶどうジュース
アルコール:京都醸造「夏の気まぐれ」

05 カナール・ロティ

メインは鴨(カナール)胸肉のローストです。低温調理で先に火を入れておくことでしっとり柔らかくなるよう焼き上げています。

ソースは赤ワインにペルー産カカオ豆を用いたチョコレートを使用して、濃厚なコクと深みを加えました。鴨肉特有の甘い脂と、果実味・タンニン・カカオの渋みが互いを高め合います。

付け合わせとして
ミヤス(とうもろこし粉でつくるフランス南西部のお菓子)
ポムピューレ(じゃがいもを裏漉ししたピュレ)
ズッキーニ&ドライトマトのマリネ
をご用意しました。

※ペアリング
アルコール:ア・トワ・ヌー 2023(赤)
ノンアルコール:ロゼスパークリング


06 クレープ・シュゼット 

クレープをオレンジソースで煮込み、グランマルニエなどのリキュールでフランベ(炎で香り付け)して仕上げる、熱々のライブ感を味わっていただく ‘クレープ・シュゼット’ です。

薄く焼いたクレープに、オレンジの爽やかな香りとほろ苦さが際立つ特製ソースを絡め、仕上げにガーナ産チョコレートを加えました。

熱々のクレープとバニラアイスクリームの冷たさが溶け合い、芳醇な風味と滑らかな食感をお楽しみいただけます。

※ペアリング
・アルコール:クンプフ&メイエ《アナーシスト 2023》
・ノンアルコール:アランミリア・メルロー

07 カヌレ

ラストは‘カヌレ’ です。外はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感が特徴の伝統的なフランス菓子です。

生地にはブラジル産 SAVORY チョコレートを練り込み、ハーブ香の強いリキュール《アブサン》をアクセントに加えました。

焼き色の香ばしさ、カカオのほろ苦さ、アブサンのハーブ香が調和し、最後の一口まで贅沢な満足感をお届けします。

※ペアリング
焙煎紅茶

以上、全8品を、ペアリングドリンクと共にお楽しみいただきました。

フランス菓子の伝統と Minimal のシングルオリジン・チョコレートが生む、新しい味わいをお楽しみいただけていたら嬉しく思います。


お客様のご感想をご紹介

「お客様を飽きさせない充実した内容と丁寧な対応に感激し店頭では味わえないチョコレート商品を美味しく頂きまた参加したいと思いました。」

「実は元々ミニマルのチョコやスイーツを食べる前までは、果物とチョコの組み合わせがあまり好きではなかったり、今回のコースの中で言うとメレンゲが苦手だったりと、食べられないわけではないけど好んで食べなかった食べ物がミニマルでは美味しく食べられる!という発見があり、今ではすっかりミニマル沼にハマっています。とても貴重な機会に参加できてとても楽しかったです。」

「店舗では知ることができないお話や開発者自らが説明とともに手掛けたお料理を堪能することができ、新たなチョコレートの世界を堪能することができました。」

「メニュー表をチョコに模したり、料理の味や見た目が創意工夫に富んでおり、ワクワクしたから。またシェフや代表の方を始めとしたスタッフの方々のお話しから、日々楽しんでチョコレートと向き合っていると感じられた。」

「Minimalでしか体験できないデセールコース、ペアリング、従業員総出のサーブ、総合的にとても価値あるものでした。」

「どれも趣向が凝らされていてそれぞれカカオの良さとその他の食材の良さを引き立てあっているようでとても充実したコースでした。ペアリングのドリンクもすごく考えられていて発見もありよかったです。いろいろなお話を伺えたのも楽しかったです。」

来年の開催も、ぜひご期待ください。

※Minimal Collectiveの詳細はこちら

 

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