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クリスマス限定ブレンド。“赤”と“緑”の香りの変化を楽しむ新しいホットチョコレート。

商品・開発秘話

December 10, 2017

 

「ブレンド」でしか表現できない新しいホットチョコレート。

とろ〜り濃厚な口どけとリッチなカカオの香りで、身体を芯から温める本格ホットチョコレート。
もうすっかりMinimalの冬の人気商品となりました。

 

今年はクリスマス特別仕様として、2種類の産地のカカオ豆の「ブレンド」を発売します。
FRUITYの「赤」のイメージと、HERBALの「緑」のイメージ、というクリスマスカラーを基調に、飲み始めと余韻の香りの移り変わりをお楽しみいただけます。
これまでMinimalのホットチョコレートは、「シングルオリジン(単一産地)」にこだわり、一銘柄で産地ごとの味わいをしっかり伝える商品をご提供してきました。

二つの銘柄をブレンドするのは、カカオ豆ごとのバランスを慎重に見極める必要があり、シングルオリジンとはまた違った面白さと難しさがありました。

 

開発途中で、まさかのゼロリセット。カカオ豆は一つして同じものはない一期一会の農作物。

 

今回、ブレンドの核に据えたいと考えたのはトリニダード・トバゴ(SAVORY HERBAL)でした。
「ハーブ」と「ウッド」の香りを併せ持つ清涼感のある銘柄で、板チョコレートでも隠れた人気を誇る商品です。
そこにFRUITYの香りを掛け合わせることで、非常に豊かな体験ができると商品開発を進めていました。

しかし、一旦ほぼブレンドの詳細が決まりかけたところで、トリニダード・トバゴから入荷されるカカオの風味が急に変わってしまうという事態に見舞われました。
今回は基軸にしていた香りが大きく変化してしまったため、一度、ゼロリセットしてブレンドを組み立て直す必要に迫られました。

Minimalでは、カカオ豆と砂糖だけで商品を構成するため、カカオの変化がダイレクトに最終品質に影響を与えます。
カカオ豆は元々、仕入れバッチごとに全く同じものはなく、個性が変わることは大前提です。つまり、素材のブレは、私たちにとっては所与です。素材の風味が常に変わることを前提に、毎回素材を見極めた上で製法を合わせていく姿勢が、Minimalの独自性を創り上げているとも言えます。

それ故に一度決めたレシピを見直す、なんてことも日常茶飯事。
最初は一筋縄ではいかない豆の変化に翻弄されていましたが、3年間コツコツと豆と向き合ってきた甲斐があって、そんな状況でも平常心を保つことができるようになりました(笑)

 

そして、そこが本来素材を扱うBean to Barスタイルの一番の醍醐味であり、面白いところ。私たち自身が楽しむのはもちろん、お客様ともそんな価値観を共有していければと思っています。

 

さて、とはいえ、今回は、トリダード・トバゴにブレンドする豆を替えるという苦渋の決断をしました。
そして、そこから、さらなる試行錯誤が始まりました。

 

果てしない試行錯誤。トリニダード・トバゴ産のカカオに、どの銘柄を合わせるか。

 

トリニダード・トバゴ産のカカオは単体で強力な香りを持つため、そもそも別の銘柄と組み合わせるのが難しい一品でした。
明るいイメージを足していく、という方針で手持ちのFRUITYのカカオ豆を順々に試しました。1銘柄あたり5パターン以上を試し、非常に難しいトライの中、可能性を探り、バランスを調整する地道な作業となりました。

ベトナム産では渋味が勝ちすぎて、トリニダード・トバゴの持ち味を殺してしまうのでうまくいかず。
コロンビア産アルアコでは、フローラルとフルーティさが失われてうまくいかず。
ボリビア産では、トリニダード・トバゴの香りにボロ負け。タンザニア産も同様。

 

最後に、コロンビア産の地域違いで2種(アラウカとシエラネバダ)。
アラウカはトロピカルな印象が強すぎ、トロピカルとハーバルの組み合わせであれば本来はよい組み合わせとも言えるのですが、今回はホットチョコレートにミルクが入るので難しいという判断になりました。

そして残ったのが、コロンビア・シエラネバダ産のカカオ。
シエラネバダは、フルーツ感とスパイス感が特徴で、アロマも強い豆であるため、トリニダード・トバゴ産のアロマと比較的うまく合わせることができました。
HERBALな「緑」と、FRUITYな「赤」というイメージにもぴったりと合います。

 

こうして、紆余曲折の末にブレンド銘柄が決まりました。

 

砂糖の量をめぐる、最後の調整。

 

トリニダード・トバゴ産カカオの難しさは、前述した「ハーブ」と「ウッド」のバランスにあります。
ハーブ系の香りを活かすには、カカオの中にある「酸」も一緒に取りこむことになります。酸っぱくなった上でのミント風味(ハーブ)であれば出すことができますが、酸っぱさを取り除こうとすると木の樽の香り(ウッド)しか残らなくなります。

 

どちらを採るか、という選択を迫られます。
今回はハーブを残して、酸味も拾い上げることになりました。
しかし、ホットチョコレートには必ずミルクが加わるため、酸とミルクの相性がよくないという問題がありました。
そこで、酸味を和らげる効果を狙い、砂糖の比率を微調整しました。最終的に、普段より5%ほどは多くする形で落ち着きました。

 

オリジナルマグカップで、「ミルクティ」と割って味わう、新しい楽しみ方。

 

今回のクリスマス仕様ブレンドは、トリニダード・トバゴ産(SAVORY HERBAL)と、コロンビア・シエラネバダ産(現在未発売)というアロマのキャラクターが非常に強い2種を合わせています。
そこで、ミルクをそのまま温めて使い(水で薄めて伸ばさずに)ホットチョコレートを混ぜていただくことをお勧めしています。

 

シエラネバダ産は、シナモンのようなキャラクターも持っているため、ホットチョコレートにシナモンを振りかけ、より引き出す飲み方も楽しめます。

 

また、紅茶のようなキャラクターもありますので、ミルクティで割ってみるというのもきっと面白いと思います。
きちんと煮出したチャイやロイヤルミルクティのような濃厚なもので割っていただくことで、より紅茶らしさが引き出される可能性がありますので、ぜひ楽しみながらお試ししてみてください。

 

そして、オリジナルのマグカップはミニマルロゴと、シグニチャーである板チョコレートのオリジナルデザインがチャーミングにデザインしてあります。

 

緑から赤へ、赤から緑へ、というキャラクターの異なる味わいの変化を楽しめるブレンドホットチョコレート。
ぜひ寒い日に、ご自宅で本格ホットチョコレートを手作りして、オリジナルマグカップに入れてお楽しみください。

 

商品概要

「ホットチョコレートセット -Christmas Special Blend-」
Minimal特製マグカップ付き
・限定数:1,000セット
・価格:2,484円(税込)

 

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