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日本酒で、カカオの香りを深く楽しむ。「Minimal’s Table in 9月〜日本酒ペアリング〜」

コラム・レポート

September 28, 2017

 

チョコレートを日本酒で楽しむ。

美食の秋に向け、お酒が美味しい季節が近づいてきましたね。 Minimalがご提案するのは、お酒の中でも「日本酒」と合わせるペアリングです。

 

日本酒×チョコレート。 一見、これは突飛な組み合わせに感じられるかもしれませんが、じつはチョコレートも日本酒も「発酵食品」という製造工程の共通点があります。
自然の力を借りて食品をつくる「発酵」は、チーズやワイン、味噌、醤油づくりでも行われており、食品同士の相性のよいことでも知られています。

 

日本酒とチョコレートも、じつは相性がよいのです。 今回、Minimalでは「日本酒ペアリング」の体験イベントを通して、実際に体験をしていただきました。
日本酒好きの方はぜひ、ペアリング例を参考にこの秋の新たなお楽しみとして家やパーティでお試しください!

 

日本酒のコラボレーションにご参加いただいたのは、北陸・金沢の「福光屋」さん。
創業は江戸初期。約400年の歴史を持つ老舗で、東京にも直営店を数多く出店する人気の酒蔵です。四合瓶(720ml)で定価1万円にも及ぶ超高級銘柄から、普段はなかなか店頭に並ばない稀少酒まで、全6銘柄をお持ちいただきました。

 

日本酒は、日本人の感性の鋭さの産物。

 

福光屋さんからは、製造管理責任者の正司さんと営業企画担当者の松前さんにお越しいただき、日本酒を飲みながら日本酒の製造などのお話をいただきました。

「日本酒は、目に見えない微生物を使って造るわけですが、『酵母』というものがお酒を造っているということが発見されたのは、たった150年前のことなのです。それまでは職人の知恵と勘と経験でずっと長い間造ってきました。雑菌を増やさずにいかに酵母だけを純粋培養させるかということを職人の感性で方法論にしていったことを思うと、先人の感性の鋭さには圧倒されます」

 

「お米をすり潰すのは、昔は酒造りで最も過酷な重労働でした。そこで、『酒造り唄』を歌いながらやっていたのですね。これには二つの意味があって、作業のつらさを緩和させるためと、もうひとつは歌う回数で作業時間を正しく計測するためです。こういったところにも、ものづくりの知恵が息づいているのですね」

 

日本酒が、チョコレートを劇変させる。

 

今回ご用意したMinimalの板チョコレートは、3種類。
ハイチ産(NUTTY)、ベトナム産(FRUITY)、トリニダードトバゴ産(SAVORY)。

ペアリングの手順として、まずは、チョコレートを単体で食べて味を確かめておきます。
その後で、改めてチョコレートをひとつまみ。
それから、日本酒を舐める程度にちびちびと。

 

すると、不思議なことに「まったく違う味わい」が舌の上で生まれてきます。

仕上がる味は、チョコレートの銘柄と日本酒の銘柄の組み合わせで幾通りにも変化します。

たとえば、ワインビネガーのような爽やかな香りとカシスのようなキレのよい酸味が特徴のベトナム産チョコレート。そこに、スッキリした甘みと原酒ならではの深みのある酸味が特徴の純米大吟醸原酒「金澤」を合わせてみます。
チョコレートと日本酒の持つ相性の良い酸味が自然に馴染み、さらにチョコレートの渋味を金澤の甘みが和らげます。
味わいは徐々にストロベリーのような甘いベリーの印象に変化し、ジューシーな甘みと酸味の余韻を長くすっきりと楽しむことができます。

または、フレッシュな杉の樽のような香りとドライミントやタイムのような爽やかな緑の印象が特徴のトリニダードトバゴ産チョコレート。そこに、口当たりがなめらかで、クリアで軽やかな熟成香が特徴の「山廃仕込 純米大吟醸 3年熟成 初心」を合わせてみます。
爽やかな緑の印象や、燻した木のような印象の相性が良く、互いに香りを強く引き立たせ合います。
チョコレート単体の後味はクリーミーな特徴も強く、まろやかなチョコレートの印象ですが、初心のクリアな熟成香がクリーミーさをマスクすることで、クリーミーさに隠れてチョコレートが本来もっていた香ばしさやウッディな印象が顔を出し、最後まで爽やかで豊かな香りを楽しむことができます。

もはや「チョコレートを食べている」というより、見たこともない食材が誕生している瞬間に立ち会っている気分です。
Minimalのチョコレートは、カカオ豆と砂糖だけという最小限の素材でつくられ、産地ごとの香りが濃厚に息づくため、米と米麹と水というこれまた最小限の素材でつくられる日本酒が、その個性を有効に際立たせてくれます。

 

お客様からイベントのご感想をいただきました。

 

◯クラッカーとスプレッドの組み合わせにカカオニブを載せると、お酒と最高の組み合わせだなと。「初心」のような米っぽい感じがするお酒との組み合わせが美味しいなあと思いました。 あと、ベトナム産のチョコレートは懐が広いなあと思いました。いろんなお酒に合いやすいと思います。他の銘柄だとカカオの苦みが出て来てしまうような相性が明らかによくないパターンもあったのですが、ベトナムはお酒によって香りが膨らんだ感じがあって美味しかったです。

 

◯私はMinimalのチョコレートが好きでお店にいくときは全種類買い求めているのですが、日本酒と合わせたことはなくて、今回のイベントは新しい発見がありました。さっそく日本酒を買いにいきます(笑)。

 

◯「山廃」は今まで飲んだものと全然違っていて衝撃を受けました。チョコレートとペアリングすることですごく雑味を感じてしまうものと、美味しさがプラスに広がっていくものがあって、そこも逆に面白いなと思いました。これからも自分で試してみたいと思います。

 

◯最高品種の「瑞秀」が本当に美味しくて、「山廃」とは思えないような飲みやすさとさまざまな味が好きでした。Minimalさんのフルーティなチョコレートと組み合わせるという発見ができました。

 

◯「チョコレートと日本酒」ってどういう感じなんだろうと全然想像がつかなかったんですけど、お酒自体も普段飲まないような銘柄を試せましたし、チョコレートも甘いだけじゃない美味しさがあるということを知れてよかったです。

 

今回のイベントは、お酒が単に「チョコレートを流し込む飲み物」ではなく、組み合わせによって思いもしなかった変化を引き起こす、非常にクリエイティブな素材であることを体感していただく機会になりました。 お客様と福光屋さんのお力添えをいただきながら、とても贅沢で良い場を持つことができました。

これから徐々に肌寒くなる季節には、日本酒をお燗にしてチョコレートを合わせてみるのもきっと面白いと思います。
冬には、今年の新酒が出ます。
ぜひ家でも日本酒とチョコレートを組み合わせて楽しんでみてください。

 

Minimalでは今後も、新しいチョコレート体験にチャレンジしていただけるイベントを企画していきます。 ぜひお気軽にご参加ください!

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